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新庄市であれば、市役所職員が「地方公務員」ってことになる。

実は僕の父は「尾花沢市役所」に勤務していた公務員だ。
その父のおかげで、なに不自由なく学生時代を送ることが出

来たし、社会人になってからも、いろいろな場面で援助を受けた。

昔の公務員は、今ほど給与や福利厚生面では、充実していなか

ったにしろ安定した職業ではあったと思う。

 しかし、息子である僕は、「公務員」になろうと思ったこと

は、一度もなかった。

どうしても、是非やってみたいという職業の候補に、なることは

なかった。

 両親は、兄二人に対しても「自分のやりたいことをやれ」と

ほとんど本人たちに「お任せ」の状態だった。

 ある時、当時の市長が家にやってきて「おだくの長男、市役所さ

入る気ねーがや...」と父に話していた。


「まず、長男さ聞いでみっべちゃ」


その夜、父は兄にその旨を告げたが、

「やんだ、今の仕事のほう、面白ぇがら」


「んだが」

それで、話はおしまいだった。

 その兄は現在、銀山温泉で「江戸屋」というみやげやを

やっているが夫婦で結構楽しそうにやっている。

 話を元に戻すが、

公務員になる人たちの、志望する一番の動機とは、一体なんな

んだろうか。

「自分は新庄市と市民のために精一杯働きたい」という思いで、

選択してくれた人は、どれくらいいるのだろうか。

職員の殆どがそういう思いで、働いてくれていることを

市民の一人として切に望むわけだが、なかなか、そういう状態

ではないようだ。

 1日付けの朝日新聞山形版に、新庄市長選投票所で、市職員が

漫画を16冊も持ち込んでいた、という記事が載っていた。

少なくともこの職員は「市民のため」に、この仕事を選択した

訳ではなさそうだ。是非、本人に志望動機を訊いてみたいものだ。

この職員は、おそらく長年こういう事を繰り返してきたはずだ。

だんだんエスカレートしていった結果、16冊という「大胆な」

数字になっていったのだろう。

こんな程度は序の口で職員の中には、もっとひどいことをしている

者がいる可能性もないとはいえないだろう。

こんなことがあれば民間企業なら、当然「クビ」である。

 新市長は、この辺を「改革」しない限り、「新庄再生」は

ありえないと訴えたことに、市民の多くが共鳴し「当選」

したのだろう。

 今、新市長を迎えた市役所職員の対応を市民やマスコミが注目

している。

職員の対応しだいで、市民に、より不信感を抱かれてしまうの

か、それとも組合を中心に「変革」を自ら進め、再び信頼を勝ち獲るの

か、そんな瀬戸際に立たされているのだ。

これを機に、是非「市民に尊敬される地方公務員」になってほしいし、

それが「新庄再生」の一番のカギだと思う。


あぁ、はやく

「市民と行政と議会が結束して3本の矢になれば

             新庄市は決して《折れない》」

を実現できる日が来ないかなぁ。

 
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