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 約20年、人生を楽しみつつ四苦八苦しながらやってきた。でもそろそろ業務の見直しが必要ののようだ。
 というわけで「貘書房」は今年じゅうにとりあえず「ピリオド」を打つことにした。開店以来、「売れる本より、面白い本」を品揃えの基本スタンスとし、お客様の力を借りながら、より素敵な出会いがあるようにと書棚を演出してきた。加えて「地域に良書を」という思いを込め、約二十年、借金を重ねながらも「吹けば飛ぶよな店」を無理して維持してきた。
 その間非力ながらも、なんとか生き残るために、支店を出店し、それをまた閉店させ、更には本店を半分に縮小したりと、まるで折り紙をするかのように、その時点で最良と思われる策を、精一杯やってきた、という自負はある。しかし余りにも多くの、零細書店を取り巻くマイナス要因が、波状攻撃の如く襲いかかってきた。
 例えば、インターネット書店(アマゾンなど)、新古書店(BOOKOFFなど)、メガブックストア(巨大書店)などの攻勢、スーパーやコンビニによる雑誌売上部分の侵食、週刊誌を早売りし続ける町の商店、そして景気低迷による買い控え、万引き、情報入手手段のインターネット、ケータイへの急激な移行などなど、数え挙げれば切りがないが、一番の要因は、僕自身の非力さだと思っている。

タケミツ
貘の書棚


 恥ずかしい話だが毎月末の金策に疲れ果て、議員として不可欠なパワーすら削ぎ落とされそうな状態が続いていた。書店にも議員活動にも思い切り力を注げなくなってしまっていた。このままでは書店も、有権者と約束した「この街をなんとかしたい」の思いも、全て萎んでしまうのでは、という不安が日に日に膨らんでいた…。 そして何日も思い悩み、まずは自分の置かれている状況を早く「なんとかしないと」大変なことになってしまう、ということで、今回の苦渋の決断となった。
 零細書店は、まさに地球温暖化による海面上昇で、近い将来沈んでしまいそうな南海の島国ツバルのようだ。「貘書房」もその一つでその例外ではない。
 果たして「貘」は地域に何かを残せたのだろうか。「貘」のささやかなメッセージは地域の皆さんに感じとっていただけたのだろうか。ま、そのどちらでなくても「昔、貘書房ってあったよね…」程度の記憶としてこびりつければ…それでいい。
 僕の人生これからどうなるかわからないが、今までと同じように、人生後半戦を思いっきり楽しんでみようと思う。
 ここまでは大抵「なるようになってきた」。だから「変身」した後の自分を、一体どうなっていくのか、はやく見てみたい。
 このまま思いっきり人生を遊べるか、それとも野良犬みたいに野垂れ死にするのか。いずれにせよ精一杯楽しんでやろーじゃね~の!と思っている。
そしてやっぱり最期は「矢吹 丈」のように、真っ白になって終わりたい。
 今まで20年間もの長い間、貘書房とスタッフそして家族の人生を支えてくれた、多くのお客様に心より感謝したい。

とりあえず「今までの貘」はフェードアウトしていきます。
本当にありがとうございました。

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