FC2ブログ
 朝のニュース番組で「サラリーマン川柳」の入選100句が決まったとの報道をしていた。その時コメントを求められたサラリーマンが「『前向きに』 駐車場に 励まされ」とナイスな川柳を口にしていた。
 そういえば、駐車場を利用する際に「前向きに止めてください」の看板は、よく目にする。それを見て彼のように励まされたことはないが、仕事に行き詰まり落ち込んでいたりしている状態の時には、「前向きに」という言葉は心に沁みるかもしれない。
 僕の場合は、暮れに閉店したこともあり「前向きに止めてください」は、皆さんからの励ましのメッセージのようにとれなくもない。
 「前向きに止(や)めてください」。今回の決断はもちろん、より「前向きに」進むための選択と考えているが、果たして、この選択はどっちに転がっていくのだろう…。
 今、あたらしい「貘」のスペースをどのように使い、利益を生みつつ楽しく運営していくかが最大の課題となっている。約10坪ある空間の「後援会事務所」として利用する部分は3坪程度で市民と市政などの話を「前向き」に語るスペースだ。それは凡そ出来上がった。というよりも元から、あった。問題はその他の6坪のスペースを何に使うかということだ。本屋の機能を持たせようか、貸しスペースとしていろんなイベントに利用してもらおうか、それとも少々格調高く「ギャラリー貘」なんてのもありか…。本当に頭を悩ますところである、と同時に、ワクワクドキドキの一番たのしい時間でもある。
 ただ、最優先すべきことは、「議員としての仕事」である。その次の位置に空きスペースでの仕事がなくては、と考えている。小関淳は市民の為に何をするのか、何を仕掛けていくのか、あるいは、何を仕出かすのか、注目されていると感じる。恐ろしいことでもあるし、ありがたいことでもある。僕自身20分の1の存在でありながら、どういう活動が今この街で暮らす市民にとって、未来の新庄市にとって有効なのかを模索しながら日々暮らしている。というと市議の鏡のように思えるが、決してそんな素晴らしい人間ではない。よく遊びに出かけるし、酒は浴びるほど飲む。スキーは、そこいらの若者には負けないほどガンガンすべるし(ただ今お金の都合でスキー板は持っていない…中古でもいいからカービングスキーほしいなぁ~)、雪が解ければ最上川にカヌーを浮かべる。仕事も、遊びも、借金苦でも、なんでも「前向き」に行こうという、そんな人間でありたいと思っている。
 今やりたいと思っていることは、いろんな先進自治体や、財政破綻寸前の自治体を視察して廻りたい。「視察」というと、今までの政治家たちがアホなことばかりやってきたせいで、あまりいいイメージじゃなくなってしまったが、やはり必要な活動だと僕は思う。「インターネットでいくらでも情報入手できる」とはいうものの、実際に出向き、担当者から話を伺い、住民の暮しぶりを感じてくるというのは、おそらく無駄ではないはずだ。少なくとも、次回の選挙を見据え様々な会合にまめに顔を出すことに専念する動きよりは、市民のためには「有益」なはずだ。
 先月、各駅停車の電車とバスを乗り継いで(途中ちょっと新幹線の《こまち》にも乗ったけど)岩手県の葛巻町に視察に行ったが、朝5時に起床して、着いたのが昼だった。翌日午前中に、花巻市役所に視察の予定があり、葛巻での視察は約3時間ほどしか出来ず、再び盛岡までバスで2時間弱かけて戻って来た。この町は、大変エネルギッシュな町で、全国の自治体から注目されている。町長はじめ担当者から多くの話を伺ったが、まだまだ、もっともっと聞きたかった。今回は、制約された時間や予算の中では、「限界」があるし、せっかくここまで来たのに「もったいないなぁ」と、つくづく感じた、初めての視察だった。
 市議個人として視察に行くならば、移動時間はもっと短縮できるだろうし、時間の限り様々な情報を得ることが可能だろうなぁ、夜には担当者と一献傾けながら語ることも出来るだろうし…。などと考えると、その「原資」は?ということになる。それは全て議員給与を回せばいいだろう、とおっしゃるかもしれないが、そうなると《金持ち》しか議員になれないことになってしまう。僕の場合、そんなことになったら今の状況では非常に困るし、実際食べていけない。財政が厳し過ぎるのはよくわかるが、もっと効率の良い有意義な研修や視察のできるシステムが構築できないものだろうか。無駄な事業や経費は削減する、という意識は必要ではあるが、過度になると、新たな弊害をもたらすことにはならないのだろうか。
 ちなみに、葛巻町第3セクターの公社・会社は、スタッフの研修・視察は原則自由で報告書などは不要だそうだ。ただドイツやフランスなどの海外へ行く場合のみ、本人の記録の為に「報告書」を作成することになっているそうだ。公社ワイン部門のほとんどのスタッフが国内はもちろん海外で研修を済ませているそうで、これには驚くばかりである。  町の90%弱が山林という、一見マイナスの条件を「ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち」という看板を掲げ、酪農、畜産、ワイン、林業、そしてクリーンエネルギーで自立していこうとする町には、「前向き」な発想と実践、そして「自信」と「信頼感」が満ち溢れていた。

 視察を終えて「あの町の規模だから出来たこと」という感想を述べる議員がいたが、それを聞いて僕は「規模じゃない、前向きさと信頼のレベルの違いだ」と思った。だから「新庄」も必ずやれるし、市に相応しい、誇りの持てる生き残り方があると信じ、「前向き」に活動していこうとあらためて思える、意義ある視察だった。
スポンサーサイト



Secret

TrackBackURL
→http://bakubakubaku.blog59.fc2.com/tb.php/172-5dc9dbe3