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 21歳になる下の息子が、小学校を卒業した時の記憶はない。おそらく本屋の仕事で忙しく、式には出られなかったのかもしれない。
 今日、新庄小学校卒業式に列席し、卒業生はもちろん、在校生のきびきびとした動作を見て驚いた。起立、礼、着席、返事、送辞、答辞そして合唱…全てが「Perfect」。「教育」というもののスゴさを目の当たりにした。
 式にはしっかりと参加していたのだが、だんだん40年前卒業した自分の情景と重なり、そのうちスゥ~ッとそこにタイムスリップしてしまった。
 僕の5,6年の担任だった「カツ子先生」は、大学を卒業したばかりのピッカピカの先生だった。おそらくこの2年間は「全力投球」したに違いない。それが僕らによく伝わっていた。
 昔、ベストセラーになった本で「人生で必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ」というのがあったが、僕の場合は、この先生との2年間で、人生に必要なことは、すべて学んだ、ぐらいに思っている。それほど濃縮された「2年間」だった。
 みんなそうだと思うけど、僕にとっても「卒業」は、「巣立ち」と「大切な先生との別れ」を意味していた。涙で顔をグチャグチャにしながら名前を読み上げていたカツ子先生の表情は、数10年経った今でも忘れることはない。卒業式の主役であるはずの僕の頭の中は、「あんなに泣いて大丈夫かなぁ…先生」という気持ちでいっぱいだった。
 というわけで、卒業式全体のことはほとんど僕の記憶には、ない。たぶん先生のことがあまりに心配で、先生のことばっかり見ていたのだと思う。

 もう30数年も会っていないけど、別に会いたいとは、思わない。
もう会わなくていいほど、充分に愛情をもらったからかもしれない。

 …でも、五十路に入ったことだし、そろそろ会いにいってみようかなぁ。
久しぶりに対面する教え子のハゲでヒゲもじゃを見て、卒倒されても困るしなぁ。

どうしようかなぁ…。


 なんてことを考えさせられた「卒業式」だった。

卒業生のみなさん、おめでとう。人生のお楽しみは、これからだぜっ!!
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