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 市役所の市民相談室は受付の奥に相談スペースがある。最近、いろんな悩みを抱えた市民の利用が多くなったという。
 

 その相談に、殆ど一人で対応しているのが、職員のNさんである。相談の内容は、多重債務、離婚問題、近隣問題…、ほとんどが現代社会の歪みによって生じる様々な悩み事のようだ。
 時には、Nさん一人が受け止められるレベルをはるかに越えた相談も多いらしく、苦慮しつつも真摯に対応し、然るべき専門機関を紹介しているとのことだ。
 しかし、その「市民相談室」のある場所が、少し気懸りだ。市役所正面入口の左、ガラスで仕切られた受付がある部屋にあるのだ。
 相談者が来た場合、パーテーションで仕切った奥のテーブルで対応するのだが、どう考えてもあのガラス張りの空間では悩みを抱えているとはいえ、人目を気にしてしまうだろう。
 あの場所へ相談に行ける人は、余程追い詰められた状態の人か、逆に、気軽な世間話程度の相談をしにくる人だろう。

 市民のために市政は「ガラス張り」にしなくてはならないが、市民の悩みごと相談の場所が「ガラス張り」では、市民もなかなか利用しにくいのではないか。

 ということを、ある職員の方に話したら「相談者のプライバシー保護の問題もあるし・・・難しいことがあるんですよ、いろいろと…。」とかなり苦渋の表情を浮かべながら話してくれた。

 そうか、そこまで考えながらやっていたのかと、内情を聞き、現状をうわべでしか見れなかったことを反省し、すこし気が重たくなった。


 市民相談室で毎日、市民の切実な相談を受けているNさん、大変だとは思いますが、どうか無理せず、仕事をつづけてください。

 よろしくお願いします。

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