屋根のペンキ塗り
 息子と仲間が我が家の屋根のペンキ塗りをすることになった。すると「危ないから止めさせろ」と、じいさん、ばあさんそして女房までが一斉に言い出した。

 僕は、そんなことを言われてもと、無視しつつ、息子らに「事故を起こす前はだれでも大丈夫!って言ってんなぁぞ。何あっかわがんねがら、くれぐれも気ぃ付けでやれ」と偉そうに「訓示」をたれ、部屋に戻った。
 女房は止めないことが不満のようだったけれど、止めるつもりなどさらさらなかった。
そもそも、止める理由が見つからなかった。

 子どもの頃、旅館の屋根から屋根を飛び回って遊んでいた自分を棚に上げて、いい歳した若者たちに「落ちると危ないから止めなさい」なんてとてもじゃないが、言えなかった。
出掛けに、「いがぁ〜、終わる間際は気ぃ付けねんねぞぉ〜」と言うくらいがせいぜいだった。

 それにしても、二十歳を越え、ペンキ塗りに屋根上がっただけで、家族みんなに心配されるって、どんなカンジなんだろうなぁ。
 味わってみたいような、みたくないような・・・。


 その夜「あなた一人で塗ればよかったのに」と女房にボソッと言われ、相変わらず「夫思いの優しい」ヤツだな、と、あらためて思った。・・・グスン。

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中学の時、古典で習った『徒然草』の「高名の木登り」を思い出しました。
(俺らん時は、古典の出だし?は暗記させられたんだよね〜)
木登りの名人って…現在じゃ、ギャグにしかなんないよね。
(浦安鉄筋家族の小鉄だよ)
登る時より、降りる時が肝要!って実に有難い教訓でした。

あっ!ペンキ塗りは又、登るのとは違う技術が必要です。
俺は、ペンキ塗りのバイトもしたことあるから分かるけど、
太極拳と同様に、「靜・均・深・長」が基本。
ユウチャンたち、ちゃんと塗れた?
こっこ | URL | 2008/06/19/Thu 22:34 [EDIT]
「靜・均・深・長」
いっつもありがどさまです。

「靜・均・深・長」とは・・・、
太極拳のかなりの使い手とみました。
ってネット上では実際見れませんけど。

ペンキ塗りの世界も相当深いんですね。
 無事、息子たちは怪我もなく、完璧(彼らの自己評価)に
塗り終えたようです。
それにしても、
こっこさんが、浦安鉄筋家族の小鉄のような
ウチの息子をご存じだったとは…。
BAKU | URL | 2008/06/20/Fri 16:31 [EDIT]

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