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いつも、ありがどさまです。
僕なりの考えを書いてみたいと思います。


【おそらく住民の中には「夕張より危険な財政事情の新庄とくっつくと財政再建団体の巻き添えを食うので嫌だ」と言うのがあるんだと思います。(なんか財政事情のところだけ強調されているような・・・) 】

 確かに当時そういうことで合併が破談になったと思います。しかしこれからどんどんと国からの交付金が減額されていきます(こういう国の方針も間違っていると思いますが)。これは国の財政状況から考えても確実なことです。そうなると交付金や過疎債への依存度の高い地方の小規模自治体は、著しい財政困窮状態に陥ります。中には破綻してしまう自治体も出てくると予想しています。ところが新庄市の場合はまだ、他の自治体よりは自主財源(税収など)が多少確保できます。今のところ起債額(市の借金)は大きいのですが今後の可能性としては、生存できる確率は最上郡内の自治体の中では高いと考えられます。ただ、市民サービスについては現状よりかなり低下してきます。


【広大な面積を新庄市が面倒見きれるのか?
結局財政が行き詰まり夕張見たいに学校が統廃合され長距離をバスで通わされるのではないかとかいろいろ不安があるんだと思います。
ですから新庄市が細かいところまで「合併すればこうなりますよ」という予想を立ててくれると住民不安は減ると思うのです。 】


 もし、最上がひとつになれば、当然「行政区域」は拡がります。他県の例を見ると合併してスムーズにいっているところと、そうでないところがあります。合併特例債ねらいで慌てて合併してしまったところはかなり大変なようです。あくまで国が考えているのは合併後10年間で自治体としての新たな体制を整えよ、という意味で特例債を認めているのに、残念ながら今までと同じような公共事業の方に意識が集中してしまっている自治体もあり、そういう所は大変な状況になっているようです。やはり合併するのならば「最上はひとつ」を基本理念にしっかりとした方向性を示さないと、同じような状況になってしまう危険性があると思います。
 酷なようですが、合併すれば、最上はよくなる、というのは今のところ考えられません。良くて現状維持できるという程度だと思います。ですから当然学校の統廃合も行われバス通学を余儀なくされる地域も出てきます。でも、そうやって「スリム化」していかないことには、今後は自治体が立ち行かなくなってしまうのです。そこは住民もしっかり現実を直視し、覚悟して選択しなければならないと思います。
 ですから、合併はできるだけ「現状を維持する」ための手段で、決して「より良くする」ためのものではないということです。残念ですが…そういうことだと思っています。
 最上が合併しないで、各自治体が単独でやっていけるのであれば、それに越したことはないと思います。しかしこれまでの国の方針と、自治体の体力を考えると「自立」はかなり難しいのではないかと考えています。
 本当に残念なことですが、今現在国が提示している条件が、そのままということも、国がやってきた「前科」を考えても、ありえません。今後地方はどんどんやせ細っていく流れが見えます。これには地方が「危機意識」をひとつにして国に対して「地方の惨状」を強力に訴え改善していかなければならないと思います。もっと全国市長会や議長会などが積極的に動かなければならない時期でもあるのですが、あまり有効な動きにはなっていないようです。
 おっしゃるように合併される側の気持ちを理解することは、非常に大切です。それが、スムーズな合併の要素だと思います。そして、する、しないに関わらず、予想される状況をすべて住民に告知すべきです。合併に関する情報は、賛否を越えたところで「正確に」流すべきです。それに、おっしゃるように行政サービスの維持も含めた体制を示すことは、大切だと思います。その上で、首長も議員も私利私欲にとらわれることなく、選んでくれた住民の立場になった最良の選択をしていくべきだと思います。

 今、考えているのはそんなところですが、どうでしょうか。
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