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2009.01.31
雪かき
今冬は雪が少ない。
除排雪の仕事に関わる方々にとっては、あまり「いい冬」とは言えない。
しかし、一人暮らしのお年寄りや、体が思うように動かない人にとっては、この冬の天候はやはり「ありがたい」だろう。
除排雪の仕事に関わる方々にとっては、あまり「いい冬」とは言えない。
しかし、一人暮らしのお年寄りや、体が思うように動かない人にとっては、この冬の天候はやはり「ありがたい」だろう。
ところで、僕は去年の暮れから商店街駐車場の「除雪作業」をしている。しているというか、することになった。商店街には業者に除雪を委託するほどの資金がない。
「誰か」という流れになり、結局僕がダチョウ倶楽部の上嶋竜平みたいに「じゃ…はい」と手を挙げてしまった。
今までに10数回しか「出動」していないが、飲み会翌日の朝は、結構つらい。朝5時半、目覚ましが鳴る、むくっと起き上がり窓外の降雪量を確認する。積雪が少ない時は急いで布団に潜り込むが、10センチ以上であれば「出動」だ。
本音を言えば、最初は「なんでオレが…」という思いはあった。でも2回3回と「出動」を重ねているうちに「こりゃ、なかなか気持ちいいもんだ」に変わった。
自宅から商店街までは距離にして約400メートル、そこを寝ぼけ眼をこすりながら早足で歩く。そして 朝日の昇らないうちから自宅付近の除雪に精を出す人たちと「降りあしたにゃー(降りましたねー)」の挨拶を交わしながら「仕事場」に着く。
「よしっ!」
と気合を入れ仕事に取り掛かり、雪の量によって完了の時間は違うが大抵1、2時間は動きっ放しだ。
若かりし頃スポーツの世界だけで生きてきたような自分としては、体を酷使することの「快感」は何かに例えようがない。
強いて例えるならば「マゾ」の人たちが感じるような感覚なのだろうか…。
そんなことは、どうでもいいのだが、黙々と除雪をしていると、いろんなことを考える。
「俺は何のためにこの作業をしているんだろう」などと、行動の確認と、意義などを「大まじめ」に考えたり、「除雪作業をもっと効率化し、負担の軽いものにできないものか」とか「そもそも雪はH2Oが結晶化したものだから化学変化させて融雪できないか」とか、「いま政治家としてやるべきことはこの駐車場の『雪かき』なのか」とか、「この新庄にオレが存在する意味はなんだろう」とか…、いろんなことをいろんなレベルで(ほとんど低い)考えながら作業する。
これが、なかなかいいカンジなのだ。
「じゃお前は、普段何にも考えないで生きてんのか」とつっ込まれそうだが、おそらく普段も少しは頭を使っているはずだ、こんな僕でも…。
でも、普段のそれとはかなり「違う」感じがする。
よく友人からは「政治家のお前が『汗を流す』のは雪かきじゃねぇだろ、しなくちゃいけないのはもっと別のことだろ」とあきれ顔で言われる。それは反論できないくらい納得できる「正論」である。
だけど、1日じゅう「雪かき」してるわけじゃなくて、朝6時から8時までの2時間くらい、好きなように使ってもいいでしょう。体調維持にも貢献してると思うし…。ってブツブツと言いたくなる。
三月議会もまもなくだ。そろそろ資料を整理しなければならない時期だ。財政・教育・福祉・医療などなどいっぱい確認しなければならないことがある。人から何を言われようが…雪かきしながら、整理していきたいと思う。
そういえば、この「雪かき」はボランティアだが、無償なんだろうか、有償なんだろうか…。
「誰か」という流れになり、結局僕がダチョウ倶楽部の上嶋竜平みたいに「じゃ…はい」と手を挙げてしまった。
今までに10数回しか「出動」していないが、飲み会翌日の朝は、結構つらい。朝5時半、目覚ましが鳴る、むくっと起き上がり窓外の降雪量を確認する。積雪が少ない時は急いで布団に潜り込むが、10センチ以上であれば「出動」だ。
本音を言えば、最初は「なんでオレが…」という思いはあった。でも2回3回と「出動」を重ねているうちに「こりゃ、なかなか気持ちいいもんだ」に変わった。
自宅から商店街までは距離にして約400メートル、そこを寝ぼけ眼をこすりながら早足で歩く。そして 朝日の昇らないうちから自宅付近の除雪に精を出す人たちと「降りあしたにゃー(降りましたねー)」の挨拶を交わしながら「仕事場」に着く。
「よしっ!」
と気合を入れ仕事に取り掛かり、雪の量によって完了の時間は違うが大抵1、2時間は動きっ放しだ。
若かりし頃スポーツの世界だけで生きてきたような自分としては、体を酷使することの「快感」は何かに例えようがない。
強いて例えるならば「マゾ」の人たちが感じるような感覚なのだろうか…。
そんなことは、どうでもいいのだが、黙々と除雪をしていると、いろんなことを考える。
「俺は何のためにこの作業をしているんだろう」などと、行動の確認と、意義などを「大まじめ」に考えたり、「除雪作業をもっと効率化し、負担の軽いものにできないものか」とか「そもそも雪はH2Oが結晶化したものだから化学変化させて融雪できないか」とか、「いま政治家としてやるべきことはこの駐車場の『雪かき』なのか」とか、「この新庄にオレが存在する意味はなんだろう」とか…、いろんなことをいろんなレベルで(ほとんど低い)考えながら作業する。
これが、なかなかいいカンジなのだ。
「じゃお前は、普段何にも考えないで生きてんのか」とつっ込まれそうだが、おそらく普段も少しは頭を使っているはずだ、こんな僕でも…。
でも、普段のそれとはかなり「違う」感じがする。
よく友人からは「政治家のお前が『汗を流す』のは雪かきじゃねぇだろ、しなくちゃいけないのはもっと別のことだろ」とあきれ顔で言われる。それは反論できないくらい納得できる「正論」である。
だけど、1日じゅう「雪かき」してるわけじゃなくて、朝6時から8時までの2時間くらい、好きなように使ってもいいでしょう。体調維持にも貢献してると思うし…。ってブツブツと言いたくなる。
三月議会もまもなくだ。そろそろ資料を整理しなければならない時期だ。財政・教育・福祉・医療などなどいっぱい確認しなければならないことがある。人から何を言われようが…雪かきしながら、整理していきたいと思う。
そういえば、この「雪かき」はボランティアだが、無償なんだろうか、有償なんだろうか…。
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cocopapa
見返りを求めない行動は美しく見える・・・・・
て皆さんは考えるでしょうね。
でも、経済人としては悪だと私は信じて行動してきました。
give and take が経済人として基本理念だと思うからです。
でも最近は少し違う気持ちも湧いてきました。
一生懸命声を出し続ければ、利害関係を超えた関係で繋がれるかもと・・・
やっぱ、最後にいきつくとこは、何にしろ、『社会貢献』の4文字が人のいきつく考えなんじゃないでしょうか?
どんな人間でも得意とする分野があるでしょう。
その分野で精一力を出し、楽しむことが、一番の社会貢献になるのではないでしょうか?
て皆さんは考えるでしょうね。
でも、経済人としては悪だと私は信じて行動してきました。
give and take が経済人として基本理念だと思うからです。
でも最近は少し違う気持ちも湧いてきました。
一生懸命声を出し続ければ、利害関係を超えた関係で繋がれるかもと・・・
やっぱ、最後にいきつくとこは、何にしろ、『社会貢献』の4文字が人のいきつく考えなんじゃないでしょうか?
どんな人間でも得意とする分野があるでしょう。
その分野で精一力を出し、楽しむことが、一番の社会貢献になるのではないでしょうか?
2009/02/02 Mon 22:36 URL [ Edit ]
BAKU
コメントありがど様です。
なかなかその辺のラインが難しいですよね。
先日、セミナーの講師が伊勢「赤福」の話をしていました。
同じように摘発された「ミートホープ」や「船場吉兆」は潰れたが、「赤福」はもう売り上げが回復している。
この違いは企業理念の差なのだと。
「赤福」は利益を土地の買い占めに使用し、伊勢神宮までの参道周辺を何年もかけてずらり、自分の土地にした。
その後、手に入れた土地すべてを「市」に寄付し参道にふさわしい景観にしたのだ、そうです。
詳しいことはまだ確認していませんが、地域を代表する企業として、当たり前のように地域貢献を継続することが、「赤福」には、しっかり理念としてあった。
その差なのだと思います。
「経済」という言葉は、「経世済民」から造られたと昔、何かの本で読みました。
世を治め、民を救う、という意味だそうです。
僕もそんな「経済人」になりたいと、ずっと思っているんですけど…。
まだまだ、まだまだ、まだまだ……です。
なかなかその辺のラインが難しいですよね。
先日、セミナーの講師が伊勢「赤福」の話をしていました。
同じように摘発された「ミートホープ」や「船場吉兆」は潰れたが、「赤福」はもう売り上げが回復している。
この違いは企業理念の差なのだと。
「赤福」は利益を土地の買い占めに使用し、伊勢神宮までの参道周辺を何年もかけてずらり、自分の土地にした。
その後、手に入れた土地すべてを「市」に寄付し参道にふさわしい景観にしたのだ、そうです。
詳しいことはまだ確認していませんが、地域を代表する企業として、当たり前のように地域貢献を継続することが、「赤福」には、しっかり理念としてあった。
その差なのだと思います。
「経済」という言葉は、「経世済民」から造られたと昔、何かの本で読みました。
世を治め、民を救う、という意味だそうです。
僕もそんな「経済人」になりたいと、ずっと思っているんですけど…。
まだまだ、まだまだ、まだまだ……です。
2009/02/03 Tue 22:27 URL [ Edit ]
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