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2009.04.08 似合う
 調べるほどのことでもないとは思ったが、一応広辞苑で「似合う」を引いてみた。
・・・・よくあう。釣り合う。ふさわしい。配合がよい。・・・・
とある。
 北朝鮮のミサイルが発射された日の夕方、娘の愛犬パンと東山を散歩した。数日前に来た時にはまだ、散歩道に残雪があったが、「冬」の名残はもう跡形もなく消えていた。
 春のプロローグのようなこの時期、つまり冬の終わりと、春の始まりの境目のこの頃は、1年の中でも大好きな季節の一つだ。

 四方を山に囲まれた「田園都市新庄」のこの時期は、冬の間、溜めに、貯め込んだ「自然のエネルギー」が一気に爆発するような感覚がある。僕自身そのおかげなのかこの季節はドキドキ、ワクワクしてしまうのだ。
 しかし、残念なことに、今年は、気分が重かった。
国民の人権すら保障しない国、よその国民の生命や人権までをも平気で侵害する国北朝鮮が、ミサイルを発射するという「蛮行」に出たからだ。常軌を逸した行動で「国家を成立」させようとしている国が打ち上げるミサイルの「軌道」を、いったい誰が信じようとするのか。そのミサイルが我が国の上空を越え太平洋に着弾?する。と発表されても「無軌道」こそが、彼らの「軌道」なのだから信じられるわけがない。
 アメリカも日本もなぜ今回だけ、彼らの発表した「軌道」を信じたのだろう。そこが凡人の僕には理解できない。いくら平和ボケの日本だとしても「言うこと聞かないんだから、しょうがないべやー」では、済まされないことだ。新庄の春に「ドキドキ、ワクワク」するのは良い気分だが、隣の無軌道国家に「ドキドキハラハラ」させられるのはまっぴら御免である。

 結局領空は侵犯されたが、何も起きなかったことは「幸運」というしかない。しかし、次に同じことをやろうとしてきた時は、国家として国民を守るために、絶対に阻止すべきである。
 政府の対応も「誤報」があったり、あまり聞きなれない「誤探知」があったりと不安な対応ばかりが報じられていた。そんなニュースを見ていてつくづく思ったのが…「似合うなぁー」である。
 ミスや失言、さらに不祥事のお詫び、詫びるなら、まだいい、何が悪いと言わんばかりの居直りの会見、どの場面の官僚や政治家たちを見ても・・・・ほんと「似合うなぁー」と感じる。

 自分の言動や身を晒し、批判されてなんぼの政治家だけど、どうせなら僕は当たり前のこと、正しいことの「似合う」政治家になりたいなぁ。
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