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 ここ数日あまり、ワクワクするようなことと出会えていないが、一昨日、久しぶりに胸がドキドキすることがあった…。



 それは「ひより」という高齢者専用賃貸住宅のパンフレットを手にした時だった。その施設の、街から離れた所で老後を送るよりも、街なかで、より快適な老後を過ごしてみてはいかがですか、というコンセプトがとてもうれしかった。
 数年前に「グループホーム大手町」が出来た時も感動した。同時に「いろいろなスタイルの高齢者向け施設が街なかに、もっといっぱいできればいいんだけどなぁ…」とも思った。
 そんな待ちかねていた施設が、数ヶ月後には現実のものとして「出現」するようだ。

 複合型多目的ビルとして昨年オープンした「こらっせ新庄」だが、まだすべての機能が揃ったわけではない。おそらくビルのオーナーとしては、機能を100%にしてから稼働させた方が、効率がいいに決まっている。しかし、ビルの状態や地域の状況、そして商店街の窮状などを考えれば、一刻も早い稼働が必要だと、相当無理して「決行」したに違いない。

 このビルは5階にプール付きのフィットネス施設があり、4階には子育て支援施設としての「わらすこ広場」がある。その階下、3階に間もなく「高齢者向けの賃貸住宅」ができる…。なんともステキな「ヒューマンライフビル」である。

 「あとは、2階に医療施設が入ってもらえれば、最高なんだけどなぁ…」とオーナーはにこやかに話す。国の無策により、地域医療は崩壊寸前の状況だ。そんな中で独自のネットワークを駆使し、積極的に地域医療を希望する医師を探し続けていると聞き、無性に、このビルの「理想型」を見てみたくなった。

 ビルが稼働し始めた時「大丈夫なのか」と市民の多くが首をひねった。それどころか「反対」を声高に唱える市民も少なくなかった。そんなことを気にも留めず、着々と「地域貢献型多目的ビル」を組み立てていくオーナーはじめ関係者たち…。
 自分では何もせず、あることないことを口にしたり、批判ばかりするのは、そろそろ止めにして、市民として地域のために、僕らは出来ることから少しずつ動き出す時期に来ている。
 新庄市民憲章に「たがいに理解し、協力しあい、やさしい心のかようまちづくりをめざします」という一文がある。混沌とした時代だからこそ、それに向け、それぞれが努力すべき時が、今、ではないのか。

 僕には想像もできないようなリスクを抱えながら、自分たちの方向性を信じ、迷うことなく進もうとする彼らを…微力ではあるが、応援せずには、いられない。

「 ガンバレ! こらっせ新庄!! がんばれ! 《ひより》!! 」
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