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 東国原知事の「次期総裁候補」発言が、波紋を呼んでいる。
テレビのコメンテイターたちは否定はしないものの、ただの「パフォーマンス」程度の捉え方のようだ。
街や地元の声も大抵「えーっ、それはないでしょ」のような、反応だ。
僕は、「よく言ってくれた!」と思った。
パフォーマンスやユーモアで、誰があんなことをカメラの前で言うのか。彼は現職の宮崎県知事であり、今まで幾度も地方の窮状を国に訴え続けてきた「実績」のある人物である。
宮崎の皆さんは、彼が宮崎をなんとか良くしようと懸命にやってきたことは認めているはず。しかし、宮崎をもっと良くしようと考えると、もう国を変えなければ「無理」なことを徹底的に思知らされる。そんな苦悩の中で出てきた言葉なのだ。

自民党の先生方も、今のこの国の恥ずかしき惨状を誰が作ってきたのか、少しは考えてみる必要がある。
地方から国を変えようと、粉骨砕身頑張ってきたが、そびえ立つ国政の現実に、地方での限界を感じた…。その末の「思い」だと、すぐに感じる「感覚」ぐらいはお持ちになった方が党 延命のためにもよろしいかと思うが。自民党の皆さま方の反応は、予想を裏切らなかった。
彼らに東国原知事のメッセージはおそらく、伝わることはない。メディアの取り上げようでは、有権者はすぐに「理解」してくれるが、そのフィルターの質が問題になる。
少なくとも、現状の流れでは、自民党は政権を手放すことになるし、国としてもたちいかなくなる。「今はそんな危機的な状況だから、真剣にやってくれ!わからねえなら、俺は、やる用意はあるぞ!」と言っているのだと感じる。

彼の悲痛な思いと、溢れ出た数々の言葉を「おふざけ」のひとことで片付けるようでは、この国は滅亡への道を、さらにばく進することになる。

僕が彼の立場であれば、「覚悟」して、信じる道筋を突き進むと思う。
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