| Home |
2009.09.22
「役立たず議員」の一言
議員になって、いや、議員になる前からずっと考えていたことは、市民が「えぇっ?」と思うような事業や政策(市独自の)が、どこから生まれてくるんだろう、ということでした。
それは、市役所の中から生まれてきます。たいていは市長をトップにして(大物有力者の口利き、というのもあるようですが)市職員が企画立案していきます。それを議会に提案して、審議され、ほとんどが「承認」されることになります。
議員は、提案された議案の説明資料を請求(ほとんどしなくても、市側が用意。ある程度…)することができます。
議会では、議案について
1 政策・事業の発生源
2 提案にいたるまでの経緯
3 他自治体の類似政策との比較検討
4 市民参加の実施の有無とその内容
5 新庄市総合計画との整合性
6 そのための財源措置
7 将来にわたるコスト計算
などの確認をしていきます。議員の役目の約6割以上(個人差あり)はこの仕事ということになります。
しかし、市側から出された議案のすべてを隅々まで精査するには、多くの時間と労力が掛かります。それを開会までの数日間でこなすには無理に近いと思います。そこで一応すべてに目を通し、気になる議案について、調査していきます。
調査には、相当の時間がかかります。僕の場合は、ケースによりますが、大学の教授や、法令関係出版社の編集に携わっている友人などから情報を得たり、他の自治体に出掛け担当職員から話を伺ったりして資料を集めています。゛
おそらく「議員は何も仕事しない」と評価する市民は、このような活動を、見ることはないと思いますし、同行しない限り見ることは不可能と思います。その活動をわざわざ見えるようにする、というのも可笑しな話だとも思います。ただ議会の場で、その「集めた情報」などをもとに、発言をしています。
傍聴というのは見えない議員活動の部分を知ることのできるチャンスでもあるのです。それ以外にも傍聴すれば、議員それぞれの政治理念や主張、執行部への確認姿勢などなどを、リアルに感じ取ることができます。「議員は働かない」という市民は是非、傍聴して真偽を確かめてみて欲しいと思います。
ただ先日市民から頂戴した「議員は役立たず」という言葉は、僕としてはとても「痛い」ところです。僕自身、たいした思いではないかもしれませんが、議員として、子どもの未来につながる新庄にするという「信念」に従って活動しているつもりでは、います。しかし、2年を経過してもなかなか明るい兆しを見出すことすらできていません。
ひとりの議員として、今何をしていけば、子どもたちの未来にとって有効なのかを当選してからずーっと考えてきました。その結果、市役所の「優秀で実践的なシンクタンク」機能を充実させていこうということになりました。
つまり市民から「公務員なんか働かない」と思われている市職員ですが、昼夜を問わず懸命に業務をする優秀な職員に対して正当な評価をし、そうでない職員には、意識を「変革」してもらい、市民のために働いてもらおうという活動をしてきたつもりです。そしてさらに事業や政策をすべて決定していく議会そのものを、もっともっと機能してもらおうと議会に対してもメッセージを発信してきたと思っています。
この辺りからの「変革」がないと、今までと同じ流れのままで、何も変わることはないのです。
新庄市のホームページに市議会の議事録が載っていますので、それを確認してもらえば、今やれるだけのことは、やってるかも知れないなってことが、少しは見えると思います。まだまだ役立たずでは、ありますが…。
このように書くと、四六時中議員活動をしているようなイメージを抱かれてしまうとマズイので、休日の話をします。
休日は大抵週一度は取るようにしています。「議会のない日は休みだろ」と思っている方が大半だと思いますが、本屋稼業で残った借金返済のためにアルバイトもしているので、忙しさでは本屋時代とは比較になりませんが…なんだかんだ忙しいです。
休日には、よくカヌーやドライブをします。誰とも会うことなく、人目を気にせず、日常を「リセット」できそうな気がするからです。自分ではほとんど飲みに行くことはありません。先立つ物がないからです。その点カヌーはお金がほとんど掛かりません、おにぎり持って川を下るだけですから。あとは、いよいよお金が苦しくなると、家で読書とか、テレビ、インターネットで調べものをしています。
僕の今の活動が、本当に子どもたちの未来につながっているのか、と問われればこの段階で、「ハイ」などとはもちろん言えません。しかし、このような社会状況の中であっても必ず「未来につなげる仕事をする」という、自分の信念が揺るぐことはありません。
市民の皆さん、そしてコメントしてくれたcoco助さん、hiloさん、アダママグマグさん、これからも、厳しい目で、見守っていてください。
議員は、提案された議案の説明資料を請求(ほとんどしなくても、市側が用意。ある程度…)することができます。
議会では、議案について
1 政策・事業の発生源
2 提案にいたるまでの経緯
3 他自治体の類似政策との比較検討
4 市民参加の実施の有無とその内容
5 新庄市総合計画との整合性
6 そのための財源措置
7 将来にわたるコスト計算
などの確認をしていきます。議員の役目の約6割以上(個人差あり)はこの仕事ということになります。
しかし、市側から出された議案のすべてを隅々まで精査するには、多くの時間と労力が掛かります。それを開会までの数日間でこなすには無理に近いと思います。そこで一応すべてに目を通し、気になる議案について、調査していきます。
調査には、相当の時間がかかります。僕の場合は、ケースによりますが、大学の教授や、法令関係出版社の編集に携わっている友人などから情報を得たり、他の自治体に出掛け担当職員から話を伺ったりして資料を集めています。゛
おそらく「議員は何も仕事しない」と評価する市民は、このような活動を、見ることはないと思いますし、同行しない限り見ることは不可能と思います。その活動をわざわざ見えるようにする、というのも可笑しな話だとも思います。ただ議会の場で、その「集めた情報」などをもとに、発言をしています。
傍聴というのは見えない議員活動の部分を知ることのできるチャンスでもあるのです。それ以外にも傍聴すれば、議員それぞれの政治理念や主張、執行部への確認姿勢などなどを、リアルに感じ取ることができます。「議員は働かない」という市民は是非、傍聴して真偽を確かめてみて欲しいと思います。
ただ先日市民から頂戴した「議員は役立たず」という言葉は、僕としてはとても「痛い」ところです。僕自身、たいした思いではないかもしれませんが、議員として、子どもの未来につながる新庄にするという「信念」に従って活動しているつもりでは、います。しかし、2年を経過してもなかなか明るい兆しを見出すことすらできていません。
ひとりの議員として、今何をしていけば、子どもたちの未来にとって有効なのかを当選してからずーっと考えてきました。その結果、市役所の「優秀で実践的なシンクタンク」機能を充実させていこうということになりました。
つまり市民から「公務員なんか働かない」と思われている市職員ですが、昼夜を問わず懸命に業務をする優秀な職員に対して正当な評価をし、そうでない職員には、意識を「変革」してもらい、市民のために働いてもらおうという活動をしてきたつもりです。そしてさらに事業や政策をすべて決定していく議会そのものを、もっともっと機能してもらおうと議会に対してもメッセージを発信してきたと思っています。
この辺りからの「変革」がないと、今までと同じ流れのままで、何も変わることはないのです。
新庄市のホームページに市議会の議事録が載っていますので、それを確認してもらえば、今やれるだけのことは、やってるかも知れないなってことが、少しは見えると思います。まだまだ役立たずでは、ありますが…。
このように書くと、四六時中議員活動をしているようなイメージを抱かれてしまうとマズイので、休日の話をします。
休日は大抵週一度は取るようにしています。「議会のない日は休みだろ」と思っている方が大半だと思いますが、本屋稼業で残った借金返済のためにアルバイトもしているので、忙しさでは本屋時代とは比較になりませんが…なんだかんだ忙しいです。
休日には、よくカヌーやドライブをします。誰とも会うことなく、人目を気にせず、日常を「リセット」できそうな気がするからです。自分ではほとんど飲みに行くことはありません。先立つ物がないからです。その点カヌーはお金がほとんど掛かりません、おにぎり持って川を下るだけですから。あとは、いよいよお金が苦しくなると、家で読書とか、テレビ、インターネットで調べものをしています。
僕の今の活動が、本当に子どもたちの未来につながっているのか、と問われればこの段階で、「ハイ」などとはもちろん言えません。しかし、このような社会状況の中であっても必ず「未来につなげる仕事をする」という、自分の信念が揺るぐことはありません。
市民の皆さん、そしてコメントしてくれたcoco助さん、hiloさん、アダママグマグさん、これからも、厳しい目で、見守っていてください。
スポンサーサイト
| Home |