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午前の商店街・誰も歩いていない…

 商店街に人通りがなくなってどれくらい経つのだろう。もしかすると僕にだけ見えないのかもしれないが、足音もしないのでやはり誰も歩いていないのだろう。
この街に小さな本屋を開いて20年近くになるが、この街の商店主の方々の中には、飛び切り面白い人がいる。
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「なんとかしないとなぁー」と何気なくアーケードを眺めていると、突然変なオヤジがこっちに突進してきた。ビックリして身を隠そうと思ったが「ただの精華飯店のオヤジ」だった。
このオヤジは、僕の「尊敬する新庄人」ベスト5に入る人物だ。高校の頃は恐くて近寄れなかった。いきがって街なかをあるいていると、カブで出前中の彼がいつも「ギッ」と睨んできた。
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彼がいつも睨んでくれたお陰で、横道にそれずに、なんとかここまでこれたといつも感謝している。それにしても何の因果なのか、その後「精華飯店」の向かいで「本屋」をすることになろうとは、人生とは魔可不思議なものである。

生活くるちいので、毎日は食べにいけないが、ときどきは行くようにしている。美味いから、いくのだが、何よりもオヤジの繰り広げるパフォーマンスを見ていると(稀に、くどい時もあるが…)体中にエネルギーが漲ってくる。もちろん何でも美味いし、ボリュームもタップリだ。

以前は「変なオヤジ」という認識だったが、最近は「あこがれ」の存在である。野球選手ならイチロー、サッカー選手なら中田というところか。それくらいスゴイオヤジなのだ。ウソだ、というなら是非「精華飯店」ののれんをくぐってみることをお薦めする。

こういう人がそばにいるということは、非常にありがたいことだと、心底感じている今日この頃である。

大切なものは、守りつづけ、
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そして、未来へ繋げていかなければならない。というわけで、この本。
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