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2009.11.27
山形新幹線新庄延伸10年…
来月で山形新幹線が新庄まで延伸して10年になる。
光陰は新幹線の如く過ぎた。今、市民はどんな思いを抱いているのだろう…。
光陰は新幹線の如く過ぎた。今、市民はどんな思いを抱いているのだろう…。
延伸活動が熱をおびていた頃、僕は延伸は慎重にすべきだと様々な場で主張してきた。しかし僕などの主張は駆逐され、まるで新庄最上地域全体が皆、延伸を望んでいるかのような「熱狂的な」盛り上がりとなっていった。特に地元の新聞社などは新幹線延伸を疑問視する、あるいは否定するような声には社説などで厳しく批判をし、住民の延伸熱を煽っていた。
今、延伸を強力に進めてきた人たちの中に、以前のような「熱いもの」は残っているのだろうか。100年に一度のチャンス、と言われたあの時の選択は、本当に間違いないものだったのだろうか…。
「んじゃ、おめぇ(延伸しても新幹線に)乗んなよ、絶対!」当時、推進派の方々によく言われた。
言われながらも、軟弱な僕は今まで10数回、娘たちも上京、帰省の際には殆ど利用させてもらっている。新庄に延伸してくれたおかげで、その点で恩恵に与っているのは、事実である。
しかし、推進派が掲げた「地域活性化の切り札」、「てんこ盛りのメリット」を、多くの住民は享受できてきたのだろうか。メリットを強く感じている住民がいるとすれば、それは一体どのような方々なのだろうか。
道路は、人とモノを運ぶことができるが、新幹線は(今のところ)人しか運ばない。今日も膨大な借金を住民に背負わせながら、新幹線はちゃんと走り、これから先も走り続けるはずである。
それならば、延伸10年をリスタートの好機として、人だけでなく「モノ」を運ぶ機能を付加させてみてはどうだろうか。これからは「人」と「モノ」を運ぶ、日本で唯一の新幹線に変身してもいいのではないか。
新庄の安全安心でみずみずしい朝採りの農作物を、特製カーゴに詰め込み、早朝 5時42分発のつばさ102号で、午前9時24分に東京まで運ぶ、というのはどうか。
知人にそんな話しをしたら、早速、都内の有名なあるホテルのシェフに話してくれて、「面白いですね、それ、はやく実現させてください!」と言われたと、嬉しそうに僕に語ってくれた。
たった一人だけ、だけれど、第一線で腕を振るう現役のシェフが「朝採り新幹鮮つばさ102号」を、待望しているのだ。はやくこれが実現できれば、新幹線延伸のメリットとして、推進した方々も少しは胸を張れるのではないだろうか。
借金はまだ残っているけど、せっかく新幹線が新庄駅まで来ているのだから、これからは、みんなのいろんなアイデアで、より有効な新幹線にしていくというのは…どげですぺ。
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coco助パパ
確かにシェフは喜ぶでしょうね(笑)
でも白菜1個1,000円とかになりませんか?
採算が合う値段で買ってくれるのであれば、画期的なプランだと思いますが・・・
昔、海外からブランド物を運ぶ、運び屋さんみたいなのが流行りましたが、新庄に来る観光客に東京まで運ばせたりして・・・・でも野菜は重過ぎるか・・・(笑)
でも白菜1個1,000円とかになりませんか?
採算が合う値段で買ってくれるのであれば、画期的なプランだと思いますが・・・
昔、海外からブランド物を運ぶ、運び屋さんみたいなのが流行りましたが、新庄に来る観光客に東京まで運ばせたりして・・・・でも野菜は重過ぎるか・・・(笑)
2009/11/30 Mon 23:11 URL [ Edit ]
baku
問題は、そこなんです。採算についてはJRがどういう捉え方をして運賃設定するか、で大きく変わってきます。また、どれだけ極上の作物を作れるかが一番重要になると思います。
かなり難しいかも知れないけれど、チャレンジしてみてもいいかなと。
当面運び屋でやってみますか(笑)
かなり難しいかも知れないけれど、チャレンジしてみてもいいかなと。
当面運び屋でやってみますか(笑)
2009/11/30 Mon 23:59 URL [ Edit ]
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