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 ある日、4人のお役人様が僕のところにやってきた。
 当時仲間とやっていたミニFM局(現在はインターネットで配信している)の微弱電波が
「違法である」とのことでだった。
 


「おー、これで違法なのか。じゃあ適法な電波って、どの程度の電波?」と訊くと

「距離にして半径15mに届くか届かないかの電波の強さですね。」

「えっ、それって家庭の電話の子機とほとんどいっしょじゃないの?」

「まぁ、そういうことですね…。」

「…俺たちのやっていること、ちゃんと知ってる?」

「はい、充分に承知しています。地域のためにと、頑張っておられます。」

「あ、そうですか、それはどうも…、で、なんで?」

「電波が強いと、違法になります。」

「今、違法なほどの電波なの?」

「ギリギリです。」

「じゃ、止めろと?」

「法の範囲内でなら、結構です。」

「子機の範囲ってこと?」

「はい、そうなります。」

そこからは、お互いの主張の繰り返しだった。最後に

「あのさー、今日僕に会うためだけに、仙台からわざわざ来たの?しかも4人で…。」

「はい、仕事なので。」

「民間じゃ考えらんないよ、この人数は。無駄だと思わないの?」

「……。」

「もっと、他にしなくちゃなんない大っきい仕事いっぱいあるんじゃないの?」

「これも仕事ですから。」

「そうかぁ…。最後に一つだけ訊いていい?今日の仕事に、誇り持てた?」

「………。」

 ミニFM局は、少ない予算で開設できる(開設自体は違法ではない)。しかし少ない予算ということは「利権」を生まない。甘い汁をすすろうとする団体や協会には旨みが全くない。だから、(僕らのミニFM局は)マズいということではないのか。現に、その数年前に僕らの活動がメディアに取り上げられ始めた時に、同じ部署の役人から「放送局・も・ど・き・のようなことは止めなさい」というメールをもらった。まぁそこまではいいが、その中には、なんと放送機器会社のホームページアドレスが記載されていたのだ。
 世の中に、コミュニティFM局は多数開設されている。しかし開局には多額の資金(数千万円から数億円)と、あの総務省と、その外郭団体の許可、認可が必要となる。その許認可にも多くの労力と多額のお金がかかる。
新政権で、この辺もあの「事業仕分け」でバッサリと切り捨てて欲しかったのに…。
 
 今、全国の地方自治体では、少ない予算の中、住民の暮らしを必死で守ろうと躍起になっている。有事の際の、自主防災システムの構築なども、頭を悩ませているところのはずである。

 その一つの有効な装置として「ミニFM」を利用してははどうだろうか、あの阪神淡路大震災の時も、かなりの威力を発揮したと聞いている。
 「微弱電波」といっても市役所付近から、泉田までは軽く届くという。有事の際に、多額で揃えた放送設備は果たして機能するのだろうか。その点、ミニFMの機材なら持ち運びもできるし、機材から機材への中継(リレー)もできる。そうすれば、ミニFMで市内全体をカバーでき、住民がすぐに知りたい緊急の情報をリアルタイムで提供することができる。
 そんな防災機能を、新庄市で、構築してはどうだろうか。それには、法改正が必要で、法改正をすることで、役人や、天下りのメリットは激減するだろうが、小っちゃな仕事で4人も出かけてくる行政のムダは、全国で必ずなくなるはずである。

 インターネット上ではあるが、今も、番組は「細々ながら」続けられている。新庄市の「ピックアップ広報しんじょう」も長寿番組の一つである。昨日久しぶりに聴いてみたが、以前とは比べ物にならないほど、うまくなっていて、正直ビックリした。彼らの地道な活動が、知らず知らずのうちにスキルをアップさせていたのだろう。

 国の規制に落ち込むことなく、自分たちの活動意義を信じて、ずっとここまでやってきた、その行為に敬意を表したい。そして彼らが守り続けた「小さな灯火」は決して絶やしてはならないと強く思った。

さぁ、カチンコチンの国を動かすために、手始めに何から取り組もうかな。




 




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