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カヌーを始めたのは10年程前になるが、きっかけとなったのが「最上川自作いかだ下りレース」だった。チームを組み、狩川~最上川河口までの40数キロを漕ぎ下るタイムレースに出場して以来、川下りの魅力にとりつかれてしまったのだ。
その魅力のひとつは、「流れ」である。一時でも同じ状態はなく水面の表情は変化しつづけている。
その変化を感じ取り、読み取りながら漕ぎ進んでいくのだが、時々どうにもならない、まるで小川を流れる落ち葉のような状況になったりもする。
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人間は小さい。

思いもよらない方向にスーッと流されてしまったり、突然水面がもっこりと持ち上がる「ボイルウォーター」現象で「沈」しそうになったりもする。
そういう「不測の状況」を楽しむことが、たまらないのだ。「だったらあぶないんじゃないの」と思うだろうが、そういう状況ばかりではない。
「トロ場」という波すら立たない緩やかな流れの場所もある。そこでは、それぞれがゆったりと川、風、音、そして時間の、「流れ」を満喫することができる。
 圧倒的な自然の中に身を置き、その美しさ雄大さに畏敬の念を抱きつつ謙虚に楽しむことで、五感をリフレッシュさせることができるのだ。
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パドルを握ると、もうみんな「少年」だ。

美空ひばりじゃないが、「川の流れ」は人生そのものである。大きな流れに翻弄されながらひたすら目的地目指して漕ぎつづける行為はまさに「カヌーは人生、人生はカヌー」である。
 目的地が近づくと、漕ぎきったという達成感と同時に、もう終点かという何ともいえない寂しさに襲われる。カヌーを降り上陸したときは、恋人との楽しかったデートを終え、「じゃあ、またね」と別れる時に似た感情になる。

だから、カヌーはやめられないのである。

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