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 ただいま、9月議会一般質問を終えて帰宅しました。「うーん・・・」どうすればいいんだろう。もう、議員になってから14回目の一般質問なのに、あともう、2回(12月定例会、3月定例会)しかそのチャンスがないのに、なにをやっているのかなぁオレは・・・全然ダメだった。今まで、いろんな書物を読み漁り(大した量じゃないですけど)、各地の研修やセミナー、他の議会を視察(個人的に)したりして、結構スキルを磨いてきたつもりなんだけどなぁ・・・。本当に情けないです。
 一応今回の内容を掲載します。時間のある方は目を通してだけくだされは、ありがたいです。でも、長いです。

2010年9月定例会一般質問

勁草会の小関です。本日最後の一般質問をいたします。
まだまだ納得のゆく質問ができず、そして市長をはじめ執行部の皆様には、なかなか私の思いをご理解いただけていないような現状に、自分の非力さ、無力さを痛感している今日この頃ですが、多くの市民の負託を受け、この壇上に立たせていただいているわけで、今回も精一杯、市政についての質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。
 
 昨晩、鳥越八幡神社の土舞台で雨の中演じられた、松田甚次郎の朗読劇を観劇し、その内容もさることながら、悪天候の中で最後まで演じ切った役者の皆さん、そしてそれを支えたスタッフや鳥越の皆さんの熱い思いをいただいて、久しぶりに感動し、豊かで熱い気持ちになることができました。
本来ならその主人公である松田甚次郎のことを話すべきですが、その偉業はもう既に周知のことと思いますので、今回は、執行部の皆様に私の思いをいくらかでもご理解いただければと、お隣秋田県が生んだ偉人、石川理記之介の話を少しさせてもらいます。
 江戸時代末期の1845年に生まれた石川理記之介は、明治時代の農村指導者として全国各地の貧しい農村の救済に生涯を捧げました。
その石川翁が遺した数多くの明言の中に「井戸を掘るなら 水が湧くまで掘れ」という言葉があります。つまり、ある部分に地域課題を解決するような根源があるならば、どのような状況であろうとも諦めることなく、結果が出るまで掘り下げ、解決に向け努力すべきである、という教えではないかと私は理解しています。
石川翁は、貧困に喘ぐ農民を救済するには、農業技術を指導しながら、地域課題と向き合う根本的な意識を改革しました。先ずは生活習慣を改めるために早朝3時に起床し、まじめに働くことを農民に浸透させていきました。そのために、自ら農民たちよりも1時間早く起き、板木(木の板)を木槌で叩きながら、村人を起こしに毎日村中を回ったのです。
ある吹雪の朝、いつものように板木を打ち終え雪まみれで家に戻ると、奥さんから「こんな吹雪の朝に回っても誰にも聞こえないし、ましてこの寒さでは誰も起きて仕事をしようとはしないでしょう。」と言われます。すると石川翁は「そうかもしれない。しかし私はこの村の人たちのためだけにやっているのではない。ここから500里離れた人々にも、また500年後に生まれる人々にも聞こえるように打っているのだ。」と答えます。それからも生涯にわたり、どんなに貧しく苦しくとも、未来を信じ、世の人々に期待しながら板木を鳴らし続け、農村の救済活動を続けたという話です。そのような日々の実践の中で「寝ていて人を起こす勿れ」という名言も、心の中から染み出てきたのではないかと思います。
ちょうど去年の秋に、たまたま大学で教鞭をとる親友から「石川翁資料館」に行こうと誘われ、その際に初めて存在を知ったわけですが、それ以降、到底彼のような偉業には近づけないとは思うものの、その精神のほんの微々たる「かけら」程度でも、常に心に持ちながら議員活動をしていきたいものだなと、思うきっかけになりました。

そんな思いを込めて、通告書に従い質問をしていきますので、答弁の方をよろしくお願いいたします。

 はじめに、「中心商店街再生のための施策や事業について」の質問をします。
全国的にロードサイドの大型商業施設などでの消費が拡大し、さらに、インターネットやテレビなどの通販ショップが益々、攻勢を強めています。そのような状況の中で、市内の商業者は今まで以上に厳しい戦いを強いられています。加えて昨今の景気低迷で、それにますます拍車がかかり、長く商店街振興の中心的な役割を果たしてきた老舗なども、一つまた一つと店をたたんだり、縮小したりしています。これが現状なのです。
先月の新庄まつりには、平日開催ながら昨年並みの46万人の人出があったときいています。私も今年は参加させていただいて、あらためて新庄まつりのパワーと魅力というものを十分に堪能させてもらったわけですが、どの商店街でも若連の人手不足は、年々深刻な状態になっているようです。現に今年の山車(やたい)は、残念ながら1台減ってしまっています。人手や予算などの不足によって、悩み抜いた末に苦渋の決断をしなければならなかった町内若連関係者の無念さ、さびしさの入り乱れる心中を察すれば余りがあります。
また山車(やたい)減数の影響は町内に留まらず、それまで共にまつりを盛り上げてきた周辺集落の囃子の皆さんにも「リストラ」という形で表れています。毎年囃子の一員として参加していたのに「今回から来なくていいから」と宣告されるのです。もちろん当事者には十分に気遣いながら、その旨を告げたとは思いますが、リストラを断行しなければならなかった囃子の皆さんも、わが身を切るような深くつらい思いをしたことは、囃子に参加したことのない私でも想像がつきます。
このようなことからも、今の新庄の厳しい現状が見えてくると思います。商店街の疲弊は、一見直接的な関係がないように見える周辺の集落にも、好ましくない影響を及ぼしてしまうほど、実は密接に繋がっていることがわかります。
年に一度、みんなが楽しみにしている新庄まつりの中心的な舞台となるのは「商店街」であるということは、おそらく市民共通の認識だと思います。その「商店街」が、先に述べたような多くのマイナス要因によって、まさに「四面楚歌」状態、つまり周りをぐるりと敵に囲まれ、逃げ場すらないような状況に置かれているのです。
そのあたりのところを市長はどのように把握していて、今後どのようにして商店街や、商業者を支援していこうとしているのかを訊かせてください。

次に、「小水力発電の農業利用について」の質問です。
オイルマネーによる原油価格の乱高下で、日本経済はいつも翻弄されていますが、そう遠くない将来、石油は底を突くだろう、と言われています。そして地球温暖化を抑制するため、新エネルギーなどへの転換を、政府もようやく進めようという動きが出ています。もちろん全てエネルギーを太陽光、風力、バイオマス、そして小水力発電などの「新エネルギー」で賄うことは、現在の科学技術では不可能だと思います。しかし化石燃料だけに依存した地域社会では、CO2削減などは夢のまた夢で、いつまた原油高騰による大打撃をうけるかわかりません。おそらく、これから石油は乱高下を繰り返しながら間違いなく値上がりしていきます。そのダメージを極力受けないような方策を、今から英知を結集して考えなくてはならないのではないでしょうか。
特に小水力発電に関しては、豪雪地域を抱えた自治体に積極的な動きが見えます。もう既に、青森県、富山県、長野県、群馬県、山梨県などが、本格的な事業として進め始めています。山形県も最近ようやく動きを見せ始めているようです。
今まで長い間豪雪に悩まされ、中央からは、現在放送禁止用語の一つになっている「裏日本」という差別的な呼ばれ方をされ続けてきた日本海側の、特に中山間地域を抱える雪深い自治体にとっては「小水力発電」は、「再生」するための、そして蔑視を羨望のまなざしに変えるための、有効な装置ではないかと考えます。毎年、有り余るほど山々に降り積もる雪は、解ければ「水」になります。その水の力を利用し発電する、それを地域の農業や産業に利用できれば、地域は間違いなく変わるはずです。自前のエネルギーを獲得することで、自信をなくしかけていた住民は、再び自信を取り戻すことにもなるのです。
そこで新庄市では化石燃料に依存しない小水力発電による周年型農業などの可能性について、どのように考えているのか、訊かせてください。

最後に「職員体制などについて」の質問をします。
行財政改革の一環として、職員の定数削減が進行していますが、縮小していく職員体制の中での職員個々のモチベーションを維持向上させていくのは大変難しいものがあるのではないでしょうか。逆に少数精鋭の組織として、また地域をどんどん引っ張っていくような「行動的シンクタンク」として突き進もうとしているのかも知れませんが、凡人の私からすれば、どこか心細いような印象を受け、ますます激化してくるであろう「自治体間競争」に、充分な対応ができるのか心配になるのです。ベテランの職員がこれから大量に退職し、組織としては経験豊富な職員が、ごそり、ごそりと抜けていくわけです。そうなると、中間層もそうですが、とりわけ若い人材の育成には、相当の覚悟と、柔軟さ慎重さが要求され、さらには育成のためにかかるコストも今まで以上に増加すると思います。もちろん育成のためのコストは、必要ならばかけなければなりません。ここ数年は、たとえ行財政改革の道半ばであっても、十分に検討した上で他の予算を削ってでも人材育成については、それなりの予算をつけ、危機意識を持った取り組みをすべきではないでしようか。
以前の一般質問で、「新幹線も新庄まで延伸して10年になるのだから、人ばかり運んでいないで、新庄特産の野菜や山菜を東京のホテルや飲食店などに、始発で届ける《朝採り新幹線》という事業はどうか」と、提案したことがあります。しかしその後、執行部からは何の返答もなく、あとから人伝に「ほんたごど、でぎるわげねぇべ…」と苦笑していた執行部の皆さんの反応を知らされました。確かに私の発想は、皆さんにとって突飛過ぎたかも知れませんが、特に、柔軟な発想力を持つ若手職員のアイデアだけは、頭から否定しないでいただきたい。伸びたいと望んでいる若い芽は是非、市民福祉向上のために、伸びたいだけ伸ばすようにしていただきたいと思います。民間では「馬鹿らしい」と思える若い社員の発想から、多くのヒット商品が生れ、それによって斜めになりかけた企業が持ち直したという話は、よく聞く話です。「前例がないからできない」という感覚から、「前例がないからやってみよう」という感覚に、今日からでも是非転換してもらえればと思います。
そこで市長は、今後どのような方向で職員の意識を向上させていこうとしているのか、そしてどのような考えで、市民サービスに支障をきたさないような定数管理などを計画しているのかを、訊かせてください。

以上、壇上からの質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。


 先ず、僕の壇上での質問に対して市長が、壇上で答弁をした。

「中心商店街再生のための施策や事業について」市長は、大変厳しい状況であることは充分認識している。だからアーケードの修復事業や電線の地中化事業などをやって応援していると、ハード面の充実を強調し、新庄まつりや味覚まつり、100円商店街などのイベントでにぎわいを創出してきたと、ソフト面でもやってきている。またあるビル(こらっせ新庄)のことも積極的に支援してきた。今後も商店街は大切にしていきたいというような主旨だった。
 僕はその答弁を聞いて「商店街の機能や役割自体を、根本から見直さなければ、昔のような《商業》だけでは、成立しなくなっている。もっと別の役割(公的機関や福祉施設、ファクトリーなど)も付加していかないと、継続できないのではないか」と、あとで質問するためにノートに殴り書きをしておく。

次の「小水力発電の農業利用について」は、その意義はわかるが、新庄には弱点がある。山梨や、長野などは高い山々があり水量が豊富だ。その点新庄は山が低いし深くもないので水量自体が少ない。だから最上川から揚水している。実験ならば良いけれど、実用化となると・・・。言葉から「小水力は無理だべ」というニュアンスが伝わってきた。それより「風力発電に興味を持っている」と。

「職員体制などについて」は、「定数削減をしてはいるが指定管理者制度で補っていて、施設によっては今まで以上の成果を上げているこ施設もある」と、文化会館の事業の例を挙げた。「中央の研修にも職員を参加させ、職員研修についても成果が上がっている。」「若い職員の中には100円商店街で、全国的に自分よりも知られている者もいるので」と。最後に人事評価のことで「職員の給与に差がつくと、少ない人のモチベーションが下がるので、難しい。」と。以上が凡その答弁内容だった。

 ここから再質問に入り、僕は中心商店街については最後に質問しようとして、先ず小水力発電から、質問した。
「市長は弱点が水量の少なさだ、といったが、ニュアンスからは向かないと言いたいのか。前に(水力発電の)可能性調査をしたのでは?その結果はどうだったのか。」

政策経営課長「市内12箇所を調査したが、通年となるとどうなのか。今回県の委託を受け実験をするが、実用化となると・・・。」

「ですから、頭からダメだと決め付けないでくださいといっているじゃないですか。実験結果を見て決めてくださいよ。」と、少しづつ脳内がヒートアップして、「私は水量の多い中山間地の農業と直結させてなんとか、集落を守りたいんです。中山間地の集落の再生については、どう考えているんですか。・・・それともなくなってもいいと考えているんですか。」

政策経営課長「結果を見てから判断したいと思います。ただ実用化となると…集落がなくなって良いとは考えていません。」

「では、結果を見てから判断してください。次に職員の研修についてですがどのようになっていますか。」

総務課長「中央の研修に行き、そこそこの成果を挙げている」

「その《そこそこ》というのは何ですか。先ほども言ったように、世の中は大変な時代に突入しているんです。自治体間の競争もどんどん激化しているんですよ。戦争なんですよ。だから職員のスキルアップは、何をさておいてもやらないと大変なことになるんです。そこそこというレベルではダメなんです。」

総務課長「戦争というのは、表現がどうかと思いますが、そういう状況はその通りだと思います。ですから予算も昨年度より、その昨年度も少ないかもしれませんが、倍の予算をつけてやっています。」

「戦争という表現は、平和都市宣言をしている新庄市での表現としては、ふさわしくなかったと思います。不適切な言葉を使ってしまったこと、訂正します。すみませんでした。しかし、職員の資質向上は、何よりも最優先すべきことなのです。質問も商業のこと、農政のこと、山ほどしたいことがあります。でも職員のこの部分が、変わらない限りなにも変わらない。先ずはここからではないのかという思いで、あえて質問しているんです。もうしたかった質問は12月議会にすることにして、今回はここに特化して質問します。そこをどうか理解していただきたい。」

総務課長「昨年から《新庄市人材育成基本方針》の策定に向け検討している。基本的な意識や姿勢を目指すべき職員像として定めて、職員資質向上を図ろうとしている。」

「それは、内部で検討しているんですか。」

職員と市民代表の行革委員です。

「市民に市職員に関してのアンケートなどはしなかったのですか。市民が職員のことをどう見ているか。それを把握する必要があったのではないですか。」

総務課長「《新庄市人材育成基本方針》の策定は進んでいる。いまアンケートといわれても・・・。」

・・・・。

 おそらく、このようなやり取りだったと思いますが、後半の方は制限時間のことが気になり、殆ど憶えていません。詳しくは12月議会近くに新庄市のホームページの中の市議会のところをクリックして議事録を見てみて下さい。
 今回は、執行部の「そこそこ」という言葉で、常軌を外れてしまったと後悔しています。次回からは、といってもあと2回しかないですが、もっと冷静に質問をしたいと思います。でも、市役所が本質的なところから変わらないと、大変なことになる、という考えは変わりません。
すみませんでした。

お叱りのご意見、お待ちしております。





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