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 昨日の臨時議会で、現行定数20名から2名減の18名とすることが決った。この議案で、19名の議員のうち反対したのは佐藤議員、新田議員そして僕の3名だけだった。


 
 僕は決して、ただ削減することに反対したのではない。いつも出来ることならば「少数精鋭」の議会が望ましいと考えている。しかしその「精鋭」をいかに組織していくかは、かなりの策を練り上げて取り組む必要があるのではないか。そこを考えることなく「ただ減らせ!」の大合唱に従うようではいたずらに議会機能を弱めてしまうだけで、本来議会が目指す市民の福祉向上とは逆行してしまう可能性がある。だからこそ、削減するのならば市民にしっかりと説明の出来る充分な「根拠」を持って削減しなければならないのである。ただ市民の多くが「削減」を望んでいるから、そうするというのでは「議会改革」の一環ならば、あまりに薄っぺら過ぎるのではないだろうか。一般的にもそうだろうが、議会で何かを変えるには「明確な根拠」が必要である。その根拠を明確にするには、充分な議論と検証が必要となる。
 新庄市議会ではちょうど一年前の2月に、議会をより市民のために機能させようと「議会改革活性化検討会」を立ち上げた。特別委員会ではなく、あくまでこれはその前段階である議長の諮問を受けて組織された会である。僕も副委員長として会に参加したわけだが、改革についての充分な議論がなされたきたかというと、決して充分な議論をし尽くした、という段階ではなかった。しかし10数回の会議を重ね、議会基本条例を制定した上で、課題となっている様々な制度を改革していこうという結論に至った。ここまでは僕が予想した速度をはるかに超えた進度だったと言える。

 昨年12月議会で、議長にその結果を答申したが、結局議長が望んでいたことは「議会改革」ではなく、定数の削減だけだったようで、僕がいくら、議会の機能を充実させることが最優先だ、それが整った上で削減すべきだ、
と訴えても流れは全く変わらなかった。
 よく市民から「お前は2400票もとって当選したのだからなんぼ減らしても関係ないべや、それなのになんで(削減に)反対すんなー。」と言われる。当選だけが目標であれば、そうなるかもしれないが、僕らの目的は「行政の改革」であり「市民福祉の充実」である。そのためには議会のパワーアップが、なによりも重要ではないのだろうか。
 これからの議会は、今までよりはるかに重い責任と役割が課されてくる。行政の監視も重要だが、議会としての政策提案などもしていかなければならない。議員はふんぞり返って、いろんな催事に参列する「名誉職」だ、なんてことは、もう言っていられないのだ。議員自らが、様々な地域課題解決のために汗を流し、調査や議論を重ね続けなければ、山積する課題は改善していかないのだ。

 福島県会津若松市議会では、全国のトップランナーとして議会改革を鋭意進めているが、この度議員定数については「削減」しないことに決めた。それは何故なのか、議会の機能の充実を最優先と考えたからである。それが議会として市民福祉向上のにつながるとの結論に至ったからである。市民との意見交換会や議会報告会、そして議会改革特別委員会での検討を数年重ねてきてようやく、4つの常任委員会などが充分に機能するためには7~8人(それぞれの委員会)が必要だ、だから定数削減はせず現状維持の30人となったのだ。
 多数の市民が「定数削減」を望んでいるが、その「根拠」とは一体なんだろうか。区長会の役員の皆さんが議会に対して定数削減の要望を出した文面を読んでも、残念ながら僕が納得できるような理由ではなく、ただ財政が厳しい、他の自治体と比較して多いなどという理由だつた。たとえ仮にそうだとしても、市民と議会の間で、充分な議論があったのだろうか。新庄市議会では、そのような議論の機会は、設定しなかった。

 「拙速」の果てには、余程の幸運がない限り「後悔」しか残らない。インド解放運動の先導者ガンジーは「善きことは、カタツムリの速度で動く」と言ったそうだ。
 そこまではいかなくても、市民とともに充分な検証と議論を重ね、ちゃんとした「プロセス」を踏みしめながら、確実な「改革」をしないこにはと、やはり今回の「議員定数削減」という「議会改革」は「画餅」となる可能性が高くなる。
 今朝、日課を終え帰宅する途中、昨日の議会を傍聴に来てくれていた市民の1人に呼び止められた。
「何で(削減に)反対したなや、お前はそういうヤツだったんだな、よぐわがった。」と。
何が、よくわかったのか、僕は全くわからなかったが、おそらく僕の何かを、理解したのだろう。

「(削減は)今、じゃない。最優先は議会機能を充実させることです。削減はその後なんです…。」と答えたが、

「んだて(今回の次の選挙は)4年後だぞ…。待ってらんね!」

 もちろん僕も、その気持ちは痛いほどわかる。でも削減を今しては、ダメだと思う。もう次回からの定数は18人とと決まったのだからどうしようもない。
 
 前回の選挙の際に、不十分な知識のまま掲げた公約の一つである「議員定数削減」は、公約違反のそしりを受けながらの現在の思いとは、裏腹なカタチで、あっという間に「実現」してしまった。






 
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