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 新庄市内にある多くの団体や企業、そして個人チームの皆さんが、被災地へ支援物資を懸命に、運んでいる。僕のところにも市民の方々から、被災地支援の現状が次々に伝わってきている。
 昨日、石巻市に自転車10数台、水、衣類下着などを届けてきたという友人が、「自転車が不足していて、市の支援担当の職員から大変喜ばれた」と言っていた。話によると、避難所は高台にあり自宅などがある被災場所はそこから海の方に数キロも瓦礫の中を進んでいかなければならず、それをほとんどの皆さんが「徒歩」で行き来している、ということだった。
 たとえ10台前後の自転車でも、あればそれだけ肉親探しや、片付けなどの効率は確実に上がるはずだ。これは確実に有効な支援だと、確信した。

 実は18日に南三陸町へ物資を届けに行った帰りに、瓦礫の中の道を歩く男性二人に声をかけた。
「どこまで、行くんですか?」

「河北の方まで。地震以降会っていない母親がそっちの方のどこかの避難所にいる、という情報が入ったので、今から会いに行こうと思って…」

「じゃ、そこまで行きましょう。どうぞ乗ってください。」
彼らを乗せ、河北の避難所を回ると、幸運にも2箇所目の「桃生小学校」で母親に会うことが出来た。そこは主に地震と津波で比較的軽い怪我をした方々が、集まっている避難所だった。そこには被災した多くの方々が、助け合う穏やかなコミュニティーがあった。
 たまたま僕と立ち話しをしていた女性に、別の女性の方が、
「あのー、名前をまだ知らないんですけど、湯たんぽのお湯(洗顔に)使いませんか?ぬるくなったので…。」

「すいません、いただきます。」

 その女性の話によると、お年寄りの暖はペットボトルの「湯たんぽ」を利用し、温度が下がってきたらそれを洗顔などに使うのだそうだ。食事の時の紙容器や割り箸も捨てず何度も使用している。
「極力ゴミを出さず、ムダなく生活をしているんです…みんな支えあいながら仲良くやっていますよ。」

「…すいません。南三陸町に物資を全部置いてきてしまって…少し残してくればよかったのですが。」

「いいえ全然、なんだかんだここの避難所は快適ですから。あちら(南三陸町)の方は、もっともっと大変なんですから(届けてくれて)、ありがとうございます。」

「…。」

 彼女は11日、自宅の二階に逃げたあと、津波にのまれ高齢の母と首まで海水に浸かりながらも、奇跡的に助かったとのこと。その模様を日常会話のように、冷静に饒舌に話した。その上、他の被災地域の方々を気遣う姿勢には、もう言葉が出なかった。

 母親とお互いの無事を確かめ合う彼らを待って3~40分は経ったか、その母親から一礼され「よかったですね。」と声をかけ、その避難所を後にした。ふと車の距離メーターを見ると、彼らを乗せてからここまで来るのに40キロ近く走っていた。彼らはその距離を「徒歩」で来るつもりだったのだ。乗せた時間が午後3時ごろだったから、歩いたら、いつたどり着くことが出来たのだろうか。サイトウくんと二人顔を見合わせ

「乗せてよかったなぁー。」 

 ということもあり、せめて自転車くらいはあったほうがいいと思ったのだ。それをいち早く石巻市に届けた都市(といち)さんは、「まず動く!」の手本だと思う。僕も間もなく集まり次第、被災地に自転車を届けてくるつもりだ。
 できれば「被災地に自転車を!」という全国的な動きになれば、助かる被災者の方は格段に増える。放置自転車なんか全国どこにでも山ほどあるわけで…。で、警察に問い合わせると「出来ません」と即答だった。法律があっていろいろややこしいのだそうだ。この非常事態に「法」が様々な形で復興の障害になっているのだ。復興にどれだけの歳月がかかるのかわからないような「惨状」なのに、法が邪魔をしている。そんな法律があっていいのだろうか。そんな法のことを「アホウ」というのだ。どうしても法が大事なら被災地を「特区」にして復興の妨げになっている様々な規制を取り払うべきだ。こんなことは当り前の話である。国を動かしている偉い先生方官僚の皆さん、早急に決断しなさい。「アホウ」を取り払うことが出来なければ、国民からなんて呼ばれると思うのか。
それはやっぱり・・・「阿呆」だろう。そう呼ばれないためにも、お願いしたい。



 今後、長期間多くの物資やボランティアの輸送が頻繁に行われると思います。支援が長期化すればするほど、支援する側の様々な負担が増大していきます。長期間の支援を有効にするためには、持続的に機能する支援システムを考えていかなければならないと思います。西日本の皆さんが長期的に支援物資を供給し続けるということは、おそらく不可能だと思います。より効率よく被災地に物資を輸送するシステムを早急に整える必要があります。例えば、被災地域周辺にある比較的被害の少ない何ヶ所かの自治体に物流支援の拠点を設ける、あるいは佐川急便などの物流会社と連携し、そこから被災地への決め細やかな支援をしていく、というような「リレー方式」を作り上げるべきじゃないのか。支援をする側とされる側それぞれの負担を極力軽減していくことが、長期支援のベースとなるのではないだろうか。

みなさん、何か妙案は、ありませんでしょうか。



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