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4月24日の市議会議員選挙で、1092人の皆様から信任いただき再び当選することが出来ました。本当にありがとうございました。




 なんとか市民の皆様に、選挙戦そのものを見直していただきたいと、初当選の頃からメッセージを発信し続けてきている、と自分では思っている。
 例えば、似顔絵のポスターを作製したり、タスキを使わなかったり、連呼を極力しなかったり、事務所には神棚や、ダルマを置かなかったり、国会議員などのバレンや、企業や団体からの推薦状を貼らなかったり…。
 そもそも、そのような選挙戦の「呪縛」から抜け出せないような候補者は、政治家としての様々な「呪縛」によって、本来市民のためにやるべき活動など、できるはずがないと考えるから、身をもって「覚悟」して実践してきた。

 今回は、名前の連呼を全くせずに「演説」のみで選挙戦を戦った。有権者の皆様からは「立候補してたの?」などと選挙後に言われる始末で、やっぱりギャーギャーと名前の連呼をしながら選挙カーで街を歩かないとダメなんだと感じた。でも、どうしてもしたくなかった。

 できれば、選挙運動だってしたくなかった。

 選挙戦の1週間、本当に選挙をやっている場合なのかと、ずっと考えていた。選挙に使うエネルギーがあったら被災者の支援に廻りたいと思っていた。でも選挙戦は始まり、始まったら勝たなければならない。断腸の思いで演説のマイクを握った。

 演説回数150回以上、これからの施策や事業は未来を生きる子ども基準で作られるべきだ、と訴え続けた。また、車社会の中では、中心商店街はもう国道などのロードサイドに移行した事実を冷静に受け止めなければならない、その上で街なかが再生する議論をしていくことが必要だ、と訴えた(※1)。

 車に乗って移動し、数100メートル置きに演説したが、あまり訊いてはもらっていなかったように感じた。でも、ひとりでも、誰かが耳を傾けてくれているはずだと思いながらしゃべり続けた。

 もうそろそろ、候補者の理念や政策提言などを中心にした選挙戦に転換できないかと、ずっとずーっと考えてきた。

 だから、今回もそれを「実践」することにした。「これでダメなら落選してもいい。」と覚悟を決めての1週間。同乗したスタッフからは、演説が下手だとか、ここをこうして、ああしなさいと、演説に対しての厳しい指摘を受けながら、少しずつ修正を加えてしゃべり続けた。1日20~30回となると、時々演説中に頭の中が真っ白になったり、何をしゃべっているのかわからなくなることもあった。だから「こんな演説じゃあ、理解してもらえるわけねぇな」と思ったりもした。
 でもその都度、僕をスタッフたちはフォローし支え続けてくれた。「オレって、ホントに幸せもんだなぁ」と期間中ずっと彼らに感謝していた。だから懸命に、彼らの指摘を受け入れ、へたくそながらも思いを訴え続けた。

 そして、あっという間に選挙戦は終わり、1092票という、前回より1378票も少ない得票で、当選させていただいた。

 僕は大きな満足感と感謝の気持ちで溢れている。1092人もの皆さんが、さらに今後の4年間に期待してくれていることを、ひしひしと感じたからだ。1092という数字は生涯忘れない。
 地域を、国を変えるには多くの人たちの「覚悟」が必要となる。これからも、その核となれる政治家を目指して、精一杯精進していきたいと思う。

 もう一度市民のために活動するチャンスを与えてくれた1,092人の皆様、本当にありがとうございました。


 【被災者のために「中古自転車」を集めています。避難所と被災場所は、かなりの距離がありほとんどの被災者は徒歩で往復しています。そこを改善したいと考えてのことです。是非ご理解いただきご協力をお願いします。お手数ですが、新庄市役所・福祉事務所までお持ちいただければ助かります。
 もし運搬できないようであれば、僕か、僕の協力者が引き取りに伺わせていただきます。よろしくお願いします。

 ご不明な点がありましたら 090-4889‐2457 小関まで ご連絡ください。】

 ※1僕は、このような考えを持っています。ご意見、アドバイスをお願いします。

 ○街なかは、「中心商店街」としてではなく、商店街をベースにして「中心総合(暮らしの)エリア」と位置づけ、再生を目指すべきではないか。例えば、医療、福祉施設や教育文化施設、地元産品などの工場併設の店舗群、そしてアパートなどの居住施設、図書館などの公共施設を空き店舗、空き地などに入れ込み、街なかが市民の暮らしの拠点になるような機能を持たせること。それを実現するには、税制や都市計画などの規制で中々前には進まないこともあるが、選択の余地はそう多くないという現実がある。以前の商店街が市民から必要とされたように、必要とされるエリアになるための、基礎の部分の再生計画を市民の英知で作り上げたい。
 この4年間「中心総合(暮らしの)エリア」構想を現実のものとできるよう、実現に向けて進んでいきたい。


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