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「ヘソで(が)茶を沸かす」とは、アホらしくて話にならないという時に使う言葉らしいが、話にならないのは、この期に及んで、まだ「原子力」でお湯を沸かし発電しようという人間たちの「頭の中」である。

 水を沸騰させ、その力でタービンを回し発電するというのは、火力発電も同じである。地熱の場合は元から沸騰しているのでそのままタービンを回せるから、条件さえよければそれほど効率のいいことはない。つまりタービンを何によって効率よく回すか、それがタービン式発電のポイントだろう。その水を沸騰させるために長い間人類は試行錯誤を繰り返してきた。そしてついに「原子力」という、原子の核分裂や核融合を利用して「お湯」を沸かすことにたどりついた。その結果としての「原子力発電」であり、今回の世界を震撼させている原発事故である。
 「原子力は未来をつくる」みたいな壮大なフレーズを掲げながら、電力会社や国は、なんのことはない「原始」的な「湯沸し」で発電をしてきたのだ。それも、とんでもなく危険で「未来をなくす」ほどの害を世界中に撒き散らす「未成熟」な技術で進めてきたのだ。原子力の専門家ですらちゃんとした答えの出せていない発電技術で、単に経済に大きなダメージがあるからと、さらに推進していけばどういうことになるか、化学に疎い僕にでも「結末」は見える。いや結末どころか、まず見えてくるのは「人類の終末」である。

 先日、よくお邪魔している商店の主と原子力発電について話した。彼は「仕方ないから、(原発を)進めるべきだ。」という。「じゃ、子どもたちの将来はどうなるんですか。放射性物質はどうするんですか。」と訊くと「将来には、ちゃんと(放射性物質を)無害にできる技術が開発されている。だから大丈夫だ。」と。僕も、そうであってほしいと切に願っているが、そこがはっきりしない技術は発電に利用すべきでは、ない。

 毎度ゴミ拾いの話で恐縮だが、タバコの吸いガラやガムなどの多くは、道路の側溝近辺に捨てられている。それは想像するに、人には「見えなくなればOK」という感覚があるのではないか。通行人がそのまま捨てる路上のゴミも、同じである。側溝のゴミは雨水などで流れてしまうが、路上にその流れはない。でも通行人は自らが流れているから「ポイ」のあとを降り返って見ることはない。こんなことを考えながら気付くのは、人の「想像力」の欠如である。だから、もし一人ひとりがここに捨てたらどうなるのかをちょっとでも考えるようになれば、ゴミは少しは減るのかも知れない。

 今年は、大震災のこともあり最上川のカヌーは控えているが、最上川は山形県全体の「ゴミ収集装置」である。とにかくありとあらゆるゴミが両岸の木々に引っ掛かっている。まるで「ゴミの七夕かざり」である。山形の母なる川は、場所によっては悪臭が漂い、得体の知れない黄色い泡が一面に広がっていて僕の抱く「母ちゃん」のイメージにはほど遠い。この惨状をひとりでも多くの県民に目にしてもらい、さらに想像力を働かせてもらい「見えなくなればOK」という感覚から脱してもらえれば、母ちゃんの姿も見違えるほどキレイになるのではないだろうか。

 話を原子力発電に戻すが、今の社会や経済に多大なダメージをもたらすから原発は止められない、今までどおり推進すべきだと主張を続ける皆さんは、僕からすれば「見えなくなればOK」の方々と同じように見える。でも彼らよりも24,000倍は罪深いことをしてきているし、これからも進めようとするなら、悪魔と変わらぬ所業なわけで似てはいるが、全く否なるものである。それよりなにより原発事故のリスクをいったい誰が保障できるのだろうか。国際的に広域な何万年分の保障を請け負う保険会社がこの世に存在するのだろうか。推進に同意する大企業の経営者や株主たちは、この天文学的な数字となるだろうリスク保障を、ちゃんと背負ってくれるのだろうか。

 川や道路のゴミは、拾えばそれで済む。しかし放射性廃棄物は、拾えば済む、というレベルではない。それくらいは専門家なら当然わかっているはずである。時間という流れは子どもたちの未来に間違いなくつながっている。人類が処理できないような毒性の強いゴミを、下流に生きる子どもたちに流していいのか…いいわけは、ないでしょ。

 原発を容認、あるいは推進しようとしている皆さん、後世に「人」として名を残すのか、人に似た「悪魔」として名を残すのか。圧力とお金とウソで固めてきた原発の安全神話が崩壊した今、人として、最後の決断をする時ではないかと思いますが…いかがでしょうか。








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