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 そんな兄の胸中も知らず入社してからは、上司や会社に対して、言いたい放題、やりたい放題、飲み放題。そのかわり仕事だけは、慎ましやかに、こなしていた。
 入社後しばらくして、社内のいろいろな人間関係が少しわかりかけた頃、会社側から「○○(個人名)や△△に近寄ってはならない。もし行動を共にしていたら同類とみなす…。」などと、耳を疑うような忠告を受けた。
 とくに○○さんは同じ課の人でカッコはいいし、ダンディーで優しいし、僕からすればパーフェクトな先輩だった。
だから会社側から、いくら命令されても従えるわけもなく、同期との飲み会がないときは、よく一緒に帰った。
ある日、居酒屋の帰り際に「この会社じゃ僕と一緒のところを見つかったら大変だよ、いろいろと…だから今日で最後ね。」いつかこんな話になるなと予想はしていたので「んなこと関係ないっすよ、この会社が変なんすよー。俺、今まで通り変わりませんから。よろしく、です。」先輩は「アホかお前は、ははは」と複雑な表情をしながら笑っていたのを憶えている。
その後も、会社側に睨まれ注意されながらも変わらずよく酒を飲みに行った。○○さんと行動を共にして嫌な思いをしたことは一度もなかったし、彼を非難中傷するのはいつも会社側の人ばかりだった…、いくらバカでもどっちがおかしいのか位はよくわかった。
それ以来、仕事の事を除けは、会社の言う事をまともに聞く事はなかった。仕事も面白そうなこと以外は殆んどテキトーにやっていたように思う。
でもなぜか先輩や上司には恵まれ、ケッコー可愛がられもし、多くの事も教えていただいた。
この頃の経験が今の仕事のベースになっていることは間違いないこととで、とんでもないワガママ社員をよく面倒みてくれたなと、いまでも感謝している。

というわけで、言うことを聞かない僕は、会社側から「マーク」されることになった。当然入社が決まった時に悪い予感がしたという兄も、辛い立場に立たされてしまうことになった。
今考えても、なぜ会社側が○○さんの熱い思いを理解することなく、駆逐しようとしたのかわからない。
彼の主張をくみ上げていれば、もっと魅力的な会社になっていたのに、とつくづく思う。

次回は、ステキな同期の仲間たちのことを少し…



 
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