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2012.03.14
2012年3月定例会一般質問の内容です。
3月定例会はあす最終日です。5日に一般質問に立ちました。その壇上での部分を掲載します。
今回は、市内の小学6年生の皆さんが傍聴に来てくれていたので、なるべく冷静に笑顔を心掛けて質問をしました。
今回は、市内の小学6年生の皆さんが傍聴に来てくれていたので、なるべく冷静に笑顔を心掛けて質問をしました。
2012年3月定例会一般質問
平成23年度3月定例会、二番目の一般質問をいたします。
その前に、今回傍聴席には本合海小学校の児童の皆さんが来てくださっています。新庄市議会を傍聴していただき、ありがとうございます。
私たち新庄市議会は、「市民とともにある議会」を目指して、現在、改革を進めています。より多くの市民の皆さんに、議会の仕事を知ってもらい、皆さんと一緒に新庄市の発展のために頑張っていきたいと思っていますので、市議会への応援をよろしくお願いします。
私たち議員は、市長や教育委員会の教育長に対して、新庄市の仕事に関して、様々な視点からの確認ができます。確認するときの質問は、前もって答える相手に知らせておかなければなりません。その内容に従って、これから質問をしていくわけです。
それでは、一般質問を始めたいと思います。
ちょうど一年前、3月定例会中の11日午後2時46分に、あの東日本大震災が発生し、約2万人もの尊い命が奪われました。
そして福島の原発事故による放射能汚染が全国に拡がりました。私たち日本人は、これから何百年か何千年か、わからないほどの長い年月を、放射能への恐怖とともに暮らしてゆくことになりました。
あれから1年が経過しました。被災地の復興や、東北各地の景気の回復は、順調に進んでいるかといえば、ほとんど進んでいない、というのが現状です。
このような状況の中、新庄市は国民健康保険税、介護保険料、下水道料金の3つの負担増を市民に求めようとしています。議会初日の総括質疑の中で清水議員も質問をしていましたが、その値上げの議案が当たり前のように出てきたことに、市長あるいは執行部の「市民感覚とのずれ」を感じて、質問されたのではないかと思います。私も全く同感で、このように何もかもが停滞している中で、なぜ三件の値上げなのかと首を傾げました。
市長は「できれば値上げはしたくない、3件をずらして提案することも考えたが、これ以上先延ばしは出来ない」と答弁し、この提案が苦渋の選択であったことは、ある程度わかりました。
しかし負担する側の市民からすれば、3段重ねの負担増額はあまりに厳しいものではないでしょうか。その上、国では消費税増税の論議がこれからいよいよ高まろうとしています。
このような、市民に負担増を求める提案は、慎重な議論を十分に重ねた上で出すべきです。そして市民がこれから負担をしなければならない税金や公共料金などの全体の額に格段の配慮をしながら提案すべきではないでしょうか。
以前から何度か申し上げていますが、私は東根市、村山市の子どもや子育て世代に手厚い少子化対策、人口減少対策に高い関心を持っています。
豪雪地帯に暮らす新庄、最上地区の子育て世代が、比較的雪の少ない東根・村山への「転居」を考えていて、実際に転居をしている例もあるようです。
また、先の伊藤議員の質問にもありましたように介護保険料の第5期月額基準の予定額は新庄市が約25%増額の5,144円です。しかし村山市は3,598円、東根市は3,680円としています。また下水道料金では新庄市の予定は3,622円です。しかし東根市と村山市ではそれぞれ3,150円で、県内で一番低い使用料となっています。
加えて東根市の「さくらんぼタントクルセンター」の年間来館者数は約35万人となっており、多くの市民や子育て世代、子どもたちに利用されています。
何が言いたいのかと申しますと、村山市や東根市では、子育て世代に手厚い政策を実現し、公共料金などは極力抑え、暮らしやすさや、充実した子育て環境を整え、少子化対策や人口減少対策に効果を挙げているように思います。
周辺自治体のそうした動きに、新庄市の人口減少が加速することへの不安感や危機感を感じる人は、私だけではないと思います。
以前の一般質問の際に私は、新庄市の40年後の人口予測が約24,000人になるという山形県のデータを申し上げました。現在の人口より約14,000人減少すると予想されているのです。
しかし自治体間の住民獲得対策や、定住化対策は、これから益々熱を帯びてくると思います。そのような観点も含めながら、税や公共料金の負担額を設定していく必要があると考えますが、市長はどのように考えているのか訊かせてください。
次に、田園都市である新庄市の農地などを転用した大規模商業施設進出の計画について訊きたいと思います。下田地区や宮内地区などへの進出計画がありますが、そのような大規模な商業施設を誘致した場合、中心商店街はどのようになると考えていますか。また新庄市全体の商業のバランスはどうなると考えているのでしょうか。
さらに、新庄市振興計画の中にある「市民が暮らしやすいコンパクトな街づくり」とは、具体的にどのようなイメージで進めていこうとしているのでしょうか。大切な農地を転用して商業地などにしていくことが、市民のための重要な方向性と考えているのでしょうか、是非訊かせてください。
後に、消雪道路の状況と、今後の除雪方法をどのように改善していくのかについての質問をします。
今年も大変な積雪で、一体どれだけ降るのかと、市民は不安で夜も眠れない日が続いたのではないかと思います。それでもなんとか冬を越え、春のキラキラした日が、少しずつ多くなっているように感じます。
豪雪の時、私の知人は必ず言います。「新庄はすごい、カッコいい!どんなにたくさん雪が降っても、ちゃんと人が、街が、社会全体が機能する」と。
私もそう思います。そしてこのような、新庄という街に住めることに誇りも感じています。
しかし心配になることも少しあります。例えば、地下水を利用した消雪道路の機能が低下している箇所が最近少し見受けられることです。おそらく地下水量の減少などが原因なのでしょうが、今後継続的に消雪道路の機能を維持させていくつもりなのか、また、その場合には今後どれくらいのコストがかかるのかを訊かせてください。
また、地下水量の減少による地盤沈下などの危険性はないのでしょうか。
さらに、消雪道路を含めた除雪方法を今後どのように改善し、充実させていこうとしているのかを訊かせてください。
以上で壇上からの質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。
平成23年度3月定例会、二番目の一般質問をいたします。
その前に、今回傍聴席には本合海小学校の児童の皆さんが来てくださっています。新庄市議会を傍聴していただき、ありがとうございます。
私たち新庄市議会は、「市民とともにある議会」を目指して、現在、改革を進めています。より多くの市民の皆さんに、議会の仕事を知ってもらい、皆さんと一緒に新庄市の発展のために頑張っていきたいと思っていますので、市議会への応援をよろしくお願いします。
私たち議員は、市長や教育委員会の教育長に対して、新庄市の仕事に関して、様々な視点からの確認ができます。確認するときの質問は、前もって答える相手に知らせておかなければなりません。その内容に従って、これから質問をしていくわけです。
それでは、一般質問を始めたいと思います。
ちょうど一年前、3月定例会中の11日午後2時46分に、あの東日本大震災が発生し、約2万人もの尊い命が奪われました。
そして福島の原発事故による放射能汚染が全国に拡がりました。私たち日本人は、これから何百年か何千年か、わからないほどの長い年月を、放射能への恐怖とともに暮らしてゆくことになりました。
あれから1年が経過しました。被災地の復興や、東北各地の景気の回復は、順調に進んでいるかといえば、ほとんど進んでいない、というのが現状です。
このような状況の中、新庄市は国民健康保険税、介護保険料、下水道料金の3つの負担増を市民に求めようとしています。議会初日の総括質疑の中で清水議員も質問をしていましたが、その値上げの議案が当たり前のように出てきたことに、市長あるいは執行部の「市民感覚とのずれ」を感じて、質問されたのではないかと思います。私も全く同感で、このように何もかもが停滞している中で、なぜ三件の値上げなのかと首を傾げました。
市長は「できれば値上げはしたくない、3件をずらして提案することも考えたが、これ以上先延ばしは出来ない」と答弁し、この提案が苦渋の選択であったことは、ある程度わかりました。
しかし負担する側の市民からすれば、3段重ねの負担増額はあまりに厳しいものではないでしょうか。その上、国では消費税増税の論議がこれからいよいよ高まろうとしています。
このような、市民に負担増を求める提案は、慎重な議論を十分に重ねた上で出すべきです。そして市民がこれから負担をしなければならない税金や公共料金などの全体の額に格段の配慮をしながら提案すべきではないでしょうか。
以前から何度か申し上げていますが、私は東根市、村山市の子どもや子育て世代に手厚い少子化対策、人口減少対策に高い関心を持っています。
豪雪地帯に暮らす新庄、最上地区の子育て世代が、比較的雪の少ない東根・村山への「転居」を考えていて、実際に転居をしている例もあるようです。
また、先の伊藤議員の質問にもありましたように介護保険料の第5期月額基準の予定額は新庄市が約25%増額の5,144円です。しかし村山市は3,598円、東根市は3,680円としています。また下水道料金では新庄市の予定は3,622円です。しかし東根市と村山市ではそれぞれ3,150円で、県内で一番低い使用料となっています。
加えて東根市の「さくらんぼタントクルセンター」の年間来館者数は約35万人となっており、多くの市民や子育て世代、子どもたちに利用されています。
何が言いたいのかと申しますと、村山市や東根市では、子育て世代に手厚い政策を実現し、公共料金などは極力抑え、暮らしやすさや、充実した子育て環境を整え、少子化対策や人口減少対策に効果を挙げているように思います。
周辺自治体のそうした動きに、新庄市の人口減少が加速することへの不安感や危機感を感じる人は、私だけではないと思います。
以前の一般質問の際に私は、新庄市の40年後の人口予測が約24,000人になるという山形県のデータを申し上げました。現在の人口より約14,000人減少すると予想されているのです。
しかし自治体間の住民獲得対策や、定住化対策は、これから益々熱を帯びてくると思います。そのような観点も含めながら、税や公共料金の負担額を設定していく必要があると考えますが、市長はどのように考えているのか訊かせてください。
次に、田園都市である新庄市の農地などを転用した大規模商業施設進出の計画について訊きたいと思います。下田地区や宮内地区などへの進出計画がありますが、そのような大規模な商業施設を誘致した場合、中心商店街はどのようになると考えていますか。また新庄市全体の商業のバランスはどうなると考えているのでしょうか。
さらに、新庄市振興計画の中にある「市民が暮らしやすいコンパクトな街づくり」とは、具体的にどのようなイメージで進めていこうとしているのでしょうか。大切な農地を転用して商業地などにしていくことが、市民のための重要な方向性と考えているのでしょうか、是非訊かせてください。
後に、消雪道路の状況と、今後の除雪方法をどのように改善していくのかについての質問をします。
今年も大変な積雪で、一体どれだけ降るのかと、市民は不安で夜も眠れない日が続いたのではないかと思います。それでもなんとか冬を越え、春のキラキラした日が、少しずつ多くなっているように感じます。
豪雪の時、私の知人は必ず言います。「新庄はすごい、カッコいい!どんなにたくさん雪が降っても、ちゃんと人が、街が、社会全体が機能する」と。
私もそう思います。そしてこのような、新庄という街に住めることに誇りも感じています。
しかし心配になることも少しあります。例えば、地下水を利用した消雪道路の機能が低下している箇所が最近少し見受けられることです。おそらく地下水量の減少などが原因なのでしょうが、今後継続的に消雪道路の機能を維持させていくつもりなのか、また、その場合には今後どれくらいのコストがかかるのかを訊かせてください。
また、地下水量の減少による地盤沈下などの危険性はないのでしょうか。
さらに、消雪道路を含めた除雪方法を今後どのように改善し、充実させていこうとしているのかを訊かせてください。
以上で壇上からの質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。
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