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 落差20数メートルの滝の水圧は凄まじく、まともに身体に受ければ、大変な事になる。「やっぱり、おっかねーなぁ、やめっかなぁー、…でもみんながら負げでらんねー、…よし!行ぐっ!!」中学生にアドバイスを受けながら恐る恐る滝壷に向って泳ぎ始める…。

 
立ち泳ぎのような格好で背中から少しずつ進んでいき滝壷が接近してくるのと同時に、流れ落ちる水が頭に当たり始め、それが徐々に多くなり強くなっていく。連続する落雷のような凄まじい音、吹き飛ばされそうな風、水流、そして真っ白になってどんどん見えなくなっていく視界…ウゥッ息も出来ない…恐い…。
 まるで竹刀でバンバンとめった打ちされているような感覚で「このままもっと先に進んだらどうなるんだろう」と考えていると、「その辺でやめろーっ」遠くから中学生の叫ぶ声がする。あわてて泳ぎを緩めた途端シュ~ッと穏やかな流れのところまで戻された。「やったぁー!ついに僕も仲間入りできたぞー」。
これがはじめての滝壷遊びだった。このときの達成感は、一生忘れる事ができない。
 しかしこれだけでは終わらないのが「滝壷ワンダーランド」、こんなことはまだ序の口で、ここでの遊びは奥が、いや底が深いのだ。ただし経験できるのは、泳ぎの能力や勇気に応じて、だけどね。

つづきはまたの機会に…。

人生に必要な知恵は、すべて「滝壷遊び」で学んだ、なんつって。
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