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2006.10.18 フラ・ガール
「フラ・ガール」よかったよ。年なのか、上映中涙が止まらなかった。
そんなつもりで観たんじゃなかったのに・・・。
 エネルギーの主役が「石炭」から「石油」に移行し、全国の隆盛を誇った炭鉱の街が急激に衰退していく昭和40年代、福島県いわき市では常磐炭鉱をリストラされた社員の受け皿として巨大温泉娯楽施設「常磐ハワイアンセンター」が建設されようとしていた。
 炭鉱に見切りをつけ「センター」のダンサーやスタッフとして再起しようとする人たちと、なお炭鉱にすがりつき働く人たちとの人間模様が、ズブの素人がダンサーとして舞台に上がるまでのプロセスの中に編みこまれ、実にいい作品に仕上がっていた。
 この映画のストーリーと、衰退する商店街の一角で細々と本屋を営んでいる自分の状況とが重なちゃって、す~っと感情移入してしまった。
 いままでの誇りある仕事に執着したい気持ちと、この先を生きていくための現実的な選択との間で揺れ動く人たちの姿は、胸が苦しくなるほど良く理解できた。
 松雪泰子、冨司純子などのベテランの演技はもちろんよかったが、とりわけ蒼井優のそれには、既に「大女優」のオーラを感じさせるものがあった。
 時代の波と大きなうねりに翻弄され、元気をなくしちゃってる人たちに、「よし、オレもリスタートすっか!」って思わせるようなチカラのある、映画だ。

みなさん、見でけらっしゃい。

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