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2006.10.30 貘 故郷へ
紅葉のシーズンだからか、わが故郷「銀山温泉」は、観光客で大賑わいだった。実家のみやげ屋に顔を出すと
 兄夫婦が押し寄せるお客様に慌ただしく対応していた。

「スゴイなぁ・・・」なんて驚いてる間もなく

「はい、いらっしゃいませー」「おいし~ですよぉー」つって

上着を脱ぎ捨て、手伝う羽目になった。

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ここが実家

 実家を手伝うなんて何年ぶりだろうか。

おそらく大学の夏休み以来だろうから、実に28年ぶりということになる。

 どういうわけか商品を整理したり接客をしていると、懐かしいような、体の

中ががほんわかしてくるような、例えようのない、心地よくシアワセな気分に

なってくるのだ。

 何年もやっている本屋の仕事では味わったことのない心地よさの要因は、

一体なんだろう。

 もちろん本屋稼業でも、「やっててよかったぁ~」と思うことは時々

は、ある。しかし、それとは明らかに違うのだ。



 ・・・ほんとうは「わかってる」んだ。

だけど「わかっちゃいけない」って、その感覚を拒んでる・・・。

 この辺りの紅葉は、どちらかというと「黄葉」が強めだ。そこに程よくモミ

ジやウルシなどの「紅」が混ざり込む。

 「厳しい冬がすぐ近くまで来ている、さぁこの冬も頑張れや」って励まして

くれているような、子どもの頃から見る変わることのない晩秋の風景だ。

 その色と風の匂いは、ここが故郷だと、僕に確信させ、安堵させる。


 なんか今回は、

ちょいセンチメンタルおやじ、ってカンジだぜー、へへっ。


 ・・・あ、温泉入ってくんの忘れた。

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