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一般質問なるものをやってみました。
 ちょっと時期が遅くなりましたが、

市長はじめ行政側に質問をさせてもらいました。

議場の演壇に立つのは、もちろんはじめて。

緊張で、足は震え、声はうわずって

もう、大変でした。

って、そんなことは、全くありませんでした。

こんな僕に期待をかけてくれている、市民が

たくさんいるんだ、と思えば、緊張なんか

している場合じゃない、

「よし、やったろーじゃネ~か!!」

てなカンジでやってみました。



以下は、

その際の、凡その内容です。

正確な質問と答弁の内容は市立図書館で

見ることが出来ますので、

どうぞごらん下さい(議事録完成は九月初旬ごろだそうです)。



一般質問

今議会最後の一般質問を通告にそってさせていただきます。た
いまつ07の小関淳と申します。

このお暑い中、庁舎三階までわざわざ傍聴に来ていただいた
市民の皆様本当にありがとうございます。心よりあつく御礼申
し上げます。傍聴して良かったと感じていただけるよう、より
市民の立場なって誠心誠意、質問してまいりたいと思いますの
でよろしくお願いいたします。
 半年前には、このような壇上で市長はじめ執行部の皆様に、
質問が出来ようとは夢にも思っていませんでしたので、何につ
いての一般質問をさせていただこうか、あれやこれやと大変悩
みました。
 しかし、今回の市議選で初当選させていただいたわけですか
ら、未熟者とは言え、市民の付託を受けた者として、責任を持
って質問をさせていただこうと決意し、ただ今この壇上に上が
らせていただいている次第でございます。

 というわけでございますので市長はじめ執行部の皆様、どう
かなるべく平易な言葉で、わかりやすく、ご答弁並びにご説明
くださいますようお願い申し上げます。

まずはじめに、議員になろうとしたきっかけの話を少し述べ
させていただきたいと思います。
 ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、私は市役所のす
ぐ近くで小さな書店を営んでおります。そこでのある光景が、
私の市議選出馬への意思を決定的なものにしました。
私の書店は、小規模な割には児童書を多く揃えておりますので
、近隣に住む若い親子がよく絵本を求めにきていただいており
ます。
いつも小さい椅子に腰を下ろし、お母さんからやさしく読み
聞かせをしてもらっている子どもの満足そうで安心しきった表
情を見るにつけ、つくづく私は細々ながらも本屋をやっていて
良かったなと、ささやかな幸せ感を味あわせていただいており
ます。
ところがある時、そんな光景を見ていた私の脳裡に突然「こ
の子たちに、私たち大人が作ってしまった膨大なツケが回って
しまうかもしれないのか...」という思いがドーンと浮かび
、やりきれない気持ちになり、胸が苦しくなりました。折りし
も新庄市の財政が危機的状況にあると、多くのメディアが頻繁
に取り上げている頃でした。
「子どもたちに良い本を、などとばかり言っている場合じゃな
い...今、なんとかしなければ」という思いが日に日に強ま
り、大人としての責任をなんとか果たそうという思いの、その
延長線上に、今回の立候補があったわけです。
ですから、そのような思いがあって、私は今ここに立たせてい
ただいていると言っても過言ではありません。言うなれば、選
挙権を持たない、未来を生きる子どもたちの代表として議員に
なっているわけでもあると思っております。

という思いも込めまして、通告に従って3つの質問をさせて
いただきます。

一つは、市民に対して予算編成の内容公開についてです。

市の予算は、本来市民のためのものです。ですから行政とし
ては市民にわかりやすく、予算の内容を説明する責任があるは
ずです。市民のための税金が何のために、どの事業に、いくら
使われるのかを市民としてはなかなか理解しにくいものがあり
ます。現在も執行部として、難しいことをわかりやすく説明す
るために、いろいろご苦心なさっているのは理解できますが、
やはり市報などを見ても一般的にはわかりにくい専門的な用語
、いわゆる行政用語や、独特の表現がまだまだ見受けられると
感じています。
 今新庄市は大変な危機的状況にあることは全国的にも広く知
られています。全国に散らばる新庄出身の方々も心配している
と思います。このような状況は、行政だけの叡知を結集し対策
を講じたとしても、回避できるものではないと私は思います。
 例えば、このような危機的時期に、行政側が一方的に「市民
協働」という政策をを掲げるならば、おそらく市民は、財政再
建のために犠牲となる市民サービスを、単に押し付けようとし
ているだけ、という思いになるでしょう。
  そうならないためにも私は、市民の皆様により詳しく新庄
市の状況を知っていただいた上で、積極的に、市民サービス充
実や財政再建に理解と協力をいただくことが、今はなによりも
重要なのではないかと思います。
 選挙運動の際に、私はスローガンとして「市民と議会と行政
が結束して【三本の矢】になれば、新庄は決して折れません」
というフレーズを掲げましたが、今の状況はまさにその結束こ
そが必要なのではないでしょうか。

 県内自治体での一例を挙げさせていただきますと、財政的に
やはり厳しいとされる「上山市」でも非常に危機感を持って、
行財政改革が積極的に進められています。その中でも注目され
ますのが、市の事業予算をわかりやすく解説した「見たい! 知
りたい!! 今年のしごと」という全戸配布した冊子です。その
冊子の表紙には、このように書かれています。

そのまま読み上げさせていただきます。

 【少子高齢化の進展や国の三位一体の改革の影響、足踏み状
態が続く地域経済の状況などから、地方財政は依然として厳し
い状況です。
 このような中、市民のみなさんと共により良い上山を創るた
めには、的確でわかりやすい情報をお知らせし、市政について
知っていただくことが大切です。
 そこで、今年度の予算のあらましと主な仕事の内容を、上山
の未来の設計図である第6次振興計画の5つの柱ごとに分類し
てまとめた「わかりやすい予算書」を発行しました。
 みなさん、今後とも市政への積極的なご参加をお願いします
。】

 この文章を一読しただけでも、行政が市民との関わり方を改
善しつつあることを窺い知ることができると思います。冊子の
中身を見ましても、市民になんとか市の仕事を理解してもらお
うという意気込みが感じられる内容になっています。是非新庄
市でも上山市を越えるようなわかりやすい説明書を提供してい
ただきたいと思います。
ということで今後、新庄市は市民に対して、どのようにして予
算や事業などの説明をなさっていくおつもりなのでしょうか。
そしてそのような情報提供の方法をどう変えていこうとしてい
るのか、具体的にお聞かせいただきたいと思います。


 二番目に、職員定数についてですが、市長は先の市長選の際
に「市の職員定数を見直し、大幅に削減する」と公約しており
ましたが、その進展状況は現在どのようになっていますでしょ
うか。
 私は、行政としての機能を低下させてしまうほどの急激な定
数削減はすべきではないと考えています。加えて、残された職
員に多大な負担がかかるというようなことは絶対にあってはな
らないと思います。
 しかしながら、企業もそうですが現実問題として人員過多は
経営を破綻させます。民間の場合、会社を立て直すためには、
【リストラ】つまり人員削減を含めた【機構の再構築】にいち
早くとりかかります。そうでないと会社が【消滅】してしまう
からです。その上多くの負債を抱えることになってしまいます
。民間の場合は、待ったなしなのです。

 さて新庄市の場合はどうでしょうか。企業と自治体の本質的
な違いはあると思いますが、民間では考えられないようなゆと
りをもって作業をしている職員も中には見受けられます。そう
いう点から見ましても、新庄市の職員数は充分に足りているよ
うに思います。私は所内に本の配達をさせていただいているも
のですから、日々市民のために身を粉にして働いている職員を
数多く知っています。若手の中には「行革通信レッツ」を発行
し、自分たちの手で市役所を変革しようと積極的に活動してい
る職員もいます。マスコミにも取り上げられていましたが、昨
日の議会で選管の小野局長より説明がありました市議選の開票
事務作業で、平成15年の前回選挙では102人体制で3時間
30分かかっていたところ、今回の市議選では、66人体制で
、2時間11分、なんと人員で36人、作業時間で1時間19
分もの短縮に成功しています。このような彼らの行動力とすば
らしい成果に対しては、是非市民の皆様も評価してほしいと思
います。このように職員は彼らに限らず、ドンドン変わろうと
しています。
   
しかし残念ながら市民からは「市職員は働かない、態度が悪い
、なにをしているかわからない…我々の税金で食べているのに
…」などという酷評ばかりが多く聞こえてきます。
どうしてそうなるのでしょうか。一所懸命働いている市職員が
大勢いるのにもかかわらず、そうなのです。
 はっきり言わせていただきますが、市職員はより良い市民生
活を実現するために採用されている、という認識が希薄な、一
部の職員がいるために、そのようなひどい評価になっているの
だと思っています。私は、本当に真面目に働いている多くの職
員が市民に評価されず報われないでいる状態が残念でなりませ
ん。もちろんそういう職員の方は、報われようが報われまいが
、変わらず市民のために頑張り続けるとは思いますが..。
職員採用については公正で厳しい選考をなさっているとは思い
ますが、当然、採用後も公正で厳しい対応もとる、という責任
が生じてくると考えますが、実際のところ、どうなのでしょう
か。
定数削減を遂行する際には是非その辺も考慮していただきたい
と思います。そして勤勉で優秀な職員が、市民から正当な評価
をしていただけるような所内環境にしていただけないものでし
ょうか。それを解決するために、ご要請いただければ非力では
ありますがもちろん協力は惜しみません。

 それから尾花沢市に定数削減についてお聞ききしたところ、
自治体によりそれぞれ事情は違うものの、平成17年から22
年までに50人を削減する計画で削減率では15.3%と、積
極的な行革を進め58人を削減し、率では14.7%の上山市
よりも高い削減率の計画になっています。ちなみに新庄市では
、42人・11.1%の計画のようです。財政が厳しい割には、削
減率がゆるやかに思いますが、どういう理由でこのような数字
になっているのでしょうか。
 さらにその尾花沢市職員の方が申しておりましたが、やはり
大変難しいが、行財政改革を断行する上で職員定数の削減は避
けては通れない大きな問題である。削減続行中の、いま現在で
も職員への負担が増加している状態にはなっているが、職員の
意識としては、「私たちはそれでも財政再建のためには頑張る
」というように、職員個々の意識自体が変革してきているとの
ことでした。
 新庄市も事情はいろいろあるとは思いますが、市民に理解と
納得の得られる定数とはどれくらいのレベルとお考えなのか、
お聞きしたいと思います。そして真剣で優能な職員が正当に評
価され、いきいきと働くことの出来る「新庄市役所」を是非実
現して欲しいと思います。それが本来の「行政改革」だと思い
ますが、いかがお考えでしょうか。

 最後に、市長のお体の具合の件を質問させていただきます。
これは私を含め市民のほとんどが、心配をしているところです
。大変デリケートな問題でもありますので、通告書を作成する
段階で、何度もやめようかと思い、悩みました。しかし、私は
、市民の代表として今ここにいるわけで、市民が心配している
のならば、いくら辛くともうかがわなければならないと、決意
したわけです。
 私は、市長の高校出身でずーっと下の後輩です。市長のご友
人で私の恩師である菅宏先生は、事あるたびに市長の高校や大
学、プロ野球時代の輝かしい活躍の話をしてくれました。いつ
の間にか私も、お会いしたこともない郷土のスター「高橋栄一
郎」さんに憧れ、そして身の程もわきまえず目標にしていまし
た。勉強の方は目標にすら出来ないレベルでしたのであきらめ
ましたが、スポーツなら何とかなるかも、と・・・。
 今もその思いは変わっておりません。ですから市長のお体の
具合はことさら心配なのです。市財政の大変な状況の中で執務
をなさることは、かなりの重労働かと思います。どのような執
務状況になっているのでしょうか。執務状況に無理はないので
しょうか。ぜひ充分にお体をご自愛いただきながら「新庄丸の
キャプテン」として無理なく執務いただきますよう切望いたし
ます。
 そこで、副市長、並びに各課長にお願いですが、今後も行政
サービスに停滞をもたらすことのないように、より一層の協力
をよろしくお願いいたします。

以上で生まれて初めての壇上からの質問を終了させていただき
ます。わざわざ傍聴にいらしていただいた皆様、市長はじめ執
行部の皆様、そして議員の皆様、ご静聴まことにありがとうご
ざいました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんな感じでした。

某新聞記者さんから、「詰めが甘い」

と厳しい評価を頂き、「だよな」って

納得してしまいました。

でも、ボクシングで言えば、

「ジャブ」だと

思ってくれないかなぁー。

これから、いい試合を

やっていきたいとトレーニングを

いっぱい積んでるので

みなさん、これからに、ご期待ください。




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